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素材別 靴のお手入れ方法のコツ
もうすぐ年末。大掃除の季節は家のお掃除だけでなく、靴のお手入れもお忘れなく。
もちろん、年末だけでなく、日頃から靴をきれいにしておくことは、とても大切なこと。湿気や汚れから素材を守り、お気に入りの靴を長持ちさせましょう。
1. 靴のお手入れの頻度は?
靴の素材にもよりますが、秋から冬にかけては、2~3週間に1度のお手入れをお勧めします。年に2、3回は靴の内側の掃除も忘れずに。

靴の素材に応じて、以下の手順でお手入れしてください。
2. 革靴のお手入れ
おおまかな汚れを落とす
まず靴についた汚れや泥を落とします。乾燥した汚れは、靴用ブラシで取り除きましょう。泥などがこびりついていたら、カサカサした部分に鋭利ではないナイフなどを当てて、こそぎ落としましょう。仕上げに、布に靴用クリーナーをつけて汚れを落とし、クリーナーを靴全体に塗り伸ばします。

栄養を与える
おおまかに掃除したら、次は革の弾力性と柔らかさを保つためにケア用品で栄養を与えましょう。クリームをクリーニングクロスにつけて塗り伸ばします。クリームの色は無色か靴の色よりも少し薄い色を選びましょう。

ワックスは光沢を与えることができますが、表面だけをケアするため、クリームを塗ったあとに使います。ワックスは「つま先」と「かかと」の部分にだけ塗るようにしましょう。
靴を磨く
仕上げにいよいよ靴を磨きます。靴磨きは、ケア用品を靴に馴染ませ、余分なクリームを落とすために行います。
使用する道具は、馬やヤクの毛を使ったブラシや、シューシャインクロスなどがよいでしょう。力を入れすぎないように磨くことが大切です。

3. スエードシューズのお手入れ
まず、柔らかいブラシで汚れを落とします。油汚れを落とすには、重曹かベビーパウダーが便利です。重曹かベビーパウダーを汚れの上に振りかけ、少し置いた後にブラッシングします。
部分的な汚れ落としや汚れが落ちにくい場合は、スエード専用の消しゴムやクリーナーでお手入れします。その後、靴に防水スプレーをかけて仕上げます。
4. スニーカーのお手入れ
汚れたスニーカーは洗濯機で洗いたくなりますね。でも、この方法を使うのは、よほどの緊急事態のときだけにしてください。回転サイクルによって接着剤が緩み、靴の形が崩れたり、ひびが入ったりする可能性があります。
普段は手洗いがおすすめです。この場合も、まずブラシや湿らせた布でおおまかな汚れを落とします。スニーカー専用の洗剤以外に、次のような家庭用品が汚れを落とすのに効果的です。
- 歯磨き粉
歯磨き粉は、目に見える汚れを落とすのに便利です。湿らせた古い歯ブラシに少量の歯磨き粉をつけ、泡が出るまで円を描くように塗り込みます。その後、湿らせた布で泡を拭き取りましょう。
- 重曹と洗剤を混ぜる
1:1の割合で重曹と食器用洗剤を混ぜ、古い歯ブラシで靴に塗ります。しばらくしてから、湿らせた布で汚れを拭き取ります。
- 汚れ落とし用の消しゴム
スニーカーのゴム底の掃除には、汚れ落とし用の消しゴムが使えます。少し湿らせてから汚れた部分を擦って汚れを落とします。
5. 靴の内側の汚れ
最後に、革靴など丸洗いできない靴の内側を洗う方法をご紹介します。まず、無色透明のシュークリーナーを1:1で水と混ぜ、スポンジに染み込ませ、このスポンジで靴の中をやさしくなでるように拭き取ります。きれいになったら、乾いた布などで水気をよく拭き取りましょう。
乾燥させるために靴の中に新聞紙を詰めて、風通しのいい場所に置いておきます。
普段のお手入れとは別に、上質な革靴や大切な靴には、吸水性のある木でできたシューツリー(シューキーパー)を使うことをお勧めします。汗や水分を吸収するとともに、靴の型崩れを防ぐことができます。
大切な靴だからこそ、定期的にお手入れして長くつきあっていきたいですね。
プレビュー画像: ©Pixabay/webandi ©Flickr/Kim Siever
