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見た目や性格だけじゃない 兄弟姉妹がもつ5つの共通点
皆さんに兄弟(姉妹)はいますか?多胎児(双子や三つ子など)でなければ、兄弟はDNAの約50%が同じです。なかには見た目がそっくりな兄弟もいますが、たいていは見た目も性格もバラバラですよね。
一卵性双生児だと遺伝子は100%同じですが、それでも顔つきも性格も全く違う存在になっていきます。
兄弟の多くが同じ家庭で育ち、小さい頃から一緒にいて、血も繋がっているのに不思議ですね。
そんな兄弟姉妹ですが、やはり似ているところがあるようです。なんといっても、兄弟との関係は人生の中で最も長く続くことが多く、切っても切れない絆で結ばれているのですから。
では、兄弟という不思議な関係のなかでみられる5つの共通点をご紹介しましょう。
1. 行動が似ている
子どもたちが小さい頃、寝ている兄弟の動きがシンクロしていて笑ったことがある親御さんもいらっしゃるでしょう。
調査によると、大人になっても、行動がシンクロすることがあるようです。たとえば、ある人が常に選挙で投票している場合、兄弟姉妹も投票に行っている確率が高いことがわかっています。こうした行動は両親から学んだこととも大きく関係していますが、離れて暮らしていても同じ習い事をしていたり、同じ政治活動をしているなど、兄弟は同じようなことをやっている可能性は高いようです。
2. 仲間意識がある
多くの兄弟姉妹は、日頃喧嘩ばかりしていたとしても、親や学校のいじめっ子に向かう時は団結することがわかっています。家族であるだけでなく、最も身近な仲間としての意識が兄弟姉妹でよくみられるのです。普段は喧嘩ばかりでも、やっぱり大切な存在なのでしょう。
3. 指紋が似ている
一卵性双生児は同じ指紋を持っていますが、兄弟の指紋にも強い類似性が見られます。指紋の線の太さや形、間隔が遺伝的要因に影響されていることが科学的にわかっています。兄弟姉妹は多くの遺伝子を共有しているため、指紋も似ているのです。
4. 共感力が高い
ある研究で、兄弟姉妹がいることが、共感力にどのような影響を与えるかを調べました。その結果、年上でも年下でも兄弟姉妹がいることは、時間の経過とともにお互いの共感力にプラスの影響を与えており、兄弟姉妹がいる人は困っている人を助ける割合が高いことがわかりました。兄弟との関係がどのようなものであっても、兄弟はあなたの最初の社会経験を形成し、喧嘩をどう終わらせるか悩んだり、秘密を共有したり、あらゆることを試した相手なのです。
5. 独自のことばを持つ
特に双生児や年齢の近い兄弟は、深くお互いを理解しており、時には兄弟間でだけ通用することばを持つこともあります。たとえば、他の人には理解できないようなちょっとした発言や、兄弟でしか笑えないジョークやジェスチャーなど、お互いの間だけで通じる共通理解があるのです。
多くの人が兄弟姉妹との関わりのなかで、相手と折り合いをつけること、他人に共感すること、物を共有することなど、人との関わり方を学びます。もちろん、お互いに競争したり、ぶつかりあったり、相手に対して強い否定的な感情を持つこともよくあります。それでも、生まれた順番も人格形成に大きな影響を与えると言われており、望むと望まざるとにかかわらず、兄弟姉妹がいることはあなたに大きな影響をもたらしているのです。
プレビュー画像: ©flickr/Dennis Sylvester Hurd
