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DIY

兄弟姉妹が同じ部屋を使うメリット

皆さんは小さい頃、兄弟姉妹と同じ部屋で過ごしていましたか?それとも個室がありましたか?

もちろん家が狭いという問題もありますが、子どもひとりひとりに個室を作らず、ひと部屋を「子ども部屋」として兄弟姉妹でシェアすることには色々なメリットがあるのです。しかし、もちろんデメリットや注意すべき点もあります。

Little boy and girl laying under the covers

共同の子ども部屋を設置する前に、メリットとデメリットを知っておけば、兄弟間の衝突を避け、成長に伴う問題を回避することができます。

この記事では、兄弟姉妹で部屋を共有するメリットとデメリットをご紹介します。記事の最後には、共同の子ども部屋を設置する際に気をつけるべきポイントもいくつかご説明します。

メリットその1:社会性の発達

社会性や興味は乳幼児期に発達します。だからこそ、子どもたちは他の人とたくさん触れ合うことが大切なのです。シェアルームを利用することで、コミュニケーション能力や他人と接する社会性を強化することができます。

ただし、年齢差が大きい場合、子どもたちが共通の話題を見つけるのが難しい場合もあります。

Brother and sister hafe fun with toys at home closeup.

メリットその2:兄弟の絆が深まる

思春期前の子どもたちにとって、親以外に話し相手がいることは重要な意味を持ちます。また、その結束力は兄弟の絆を深めることにもつながります。子ども部屋を共有することで、そのような身近な交流の基盤を作ることができます。

また、上の子が下の子の勉強を教えるといった、学習面のメリットもあるでしょう。

メリットその3:夜に一人にならない

子どもの多くは自分の部屋で一人で寝るのを少し怖いと感じています。ですから、兄弟姉妹と同じ部屋に いれば、そうした不安を感じないメリットがあります。

先史時代から家族はお互いを守るために一緒に寝ていたのですから、現代の子どもたちが誰かが一緒の部屋にいることで安心感を得ていることは不思議ではありません。

デメリットその1:集中力の低下

特に年齢差が大きい場合は兄弟間で問題が生じることがあります。たとえば、小学生と幼稚園児が同じ部屋で生活するとき、一方の子どもが宿題をしなければならないのに、もう一方の子どもが遊びたがっていると、口論になることがあります。

子どもの学習や集中力が妨げられていることに気づいたら、勉強をする間はその子が静かに集中できる環境を作るために親が解決策を見つけてあげましょう。可能であれば、遊んでいる子どもを連れて別の部屋に行き、静かに作業できるようにしてあげましょう。

デメリットその2:思春期のプライバシー

兄弟の仲が良くても、思春期にルームシェアをするのは難しいものです。ホルモンの影響を受けて衝突することがありますし、ほとんどの若者はこの時期に自分の性を発見するので、そのための十分なプライバシーを確保する必要があります。

子どもが思春期になったら、子どもの希望を考慮して、プライバシーを尊重する方法を一緒に考えましょう。たとえば、子どもが友達を呼ぶときは、ドアをノックするというルールを決めておく、あるいは、子どもが一人になれる時間帯を決めておくこともできます。こうすることで、子どもたちは一定の時間、自分のプライバシー空間を持つことができます。

兄弟姉妹でひと部屋をシェアする場合の3つのポイント

「女の子と男の子は部屋を共有することに抵抗がある」と考えている人が多くいますが、それは真実ではありません。心理学者によると、性別に関係なく、子どもたちがお互いに理解し合うことが唯一の重要なポイントだそうです。

上記のデメリットをできるだけ小さくするために、以下の3つのポイントに沿って子ども部屋を設置しましょう。

Never mess with your little sister

1. 自分のスペースを

部屋の真ん中は共通の遊び場にしてもいいのですが、子どもたちはそれぞれ自分のスペースを持つべきです。たとえば、兄弟それぞれに居心地の良いコーナーを設けましょう。そして、許可を得た場合に限り、そこに入ってもいいことにします。

学校に通う子どもたちには、宿題や工作をするための机やスペースを用意しましょう。二段ベッドはスペースの有効活用ができ、子どもたちに自分だけのスペースを与えることができるのでオススメです。

2. 整理整頓しやすい部屋に

共同の部屋が散らかっていると衝突や喧嘩の原因になります。片付けやすいように工夫しましょう。

よく使う本やおもちゃは目の高さに収納しましょう。色の違うボックスを使えば、片付けが楽になると同時に、どのエリアが自分のものかを子どもに教えることができます。

3. 部屋を区切る

子どもたちが大きくなって、個室を希望したり、友達を呼ぶようになったときに、部屋を区切れるようにしておきましょう。壁を作らなくても、カーテンで仕切ったり、IKEAのカラックスシェルフのような家具を仕切りに使えばいいのです。シェルフなら、空間を区切るだけでなく収納スペースにもなります。

子どもたちにとってどのような解決策がベストなのかは年齢に応じて変わってきますが、兄弟姉妹と同じ空間を共有することで、兄弟で共通の思い出が増えることは確かです。

出典:brigitte ,  most wanted child , diapers

プレビュー画像: ©Pinterest/casakids.com