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きゅうりをもっと美味しく|塩を使わない簡単アク抜き方法

きゅうりは酢の物やサラダ、漬物と特に夏に大活躍してくれる食材です。暑い時なんて、水分たっぷりのきゅうりをそのまま丸ごと食べてしまいたいですが、たまに苦い時ってありますよね。

この苦味の正体は、きゅうりに含まれるククルビタシンや、蟻酸(ぎさん)と呼ばれるアク。苦味や青臭さが苦手な方は、きゅうりのアク取りとして調理前に塩もみや板ずりなど、塩を使い水分と共に余分な苦味成分を出す、というひと手間を加えているという方もいるのではないでしょうか。

でも、実は塩を使わず、もっと簡単にきゅうりのアク抜きをする方法があるのです。きゅうりを輪切りにすると、切り口から白い液がにじみ出してくることがありますよね。

この液が、実はきゅうりのアクの元。きゅうりのヘタ部分を切って、切り口をクルクルとこすり合わせることで、アクを抜くことができると言われています。

昔から知られているこちらの方法ですが、実は科学的に立証済み。きゅうりの緑色の皮のすぐ下には、水や養分などが流れる維管束という管があります。この管を流れる液の中に、苦味や渋味の元になるククルビタシンや蟻酸が含まれ、これがきゅうりを食べた時に苦味となっています。

苦味を取り除くには、切り口同士をこすり合わせることで、維管束を刺激しククルビタシンや蟻酸を含んだ液が外に出て、苦味を減らすことができます。擦り合わせてすぐに白いアクが出てきますが20秒〜1分ほど擦ってアクを十分出すようにします。

また、ヘタに近い部分の方がアクが多く含まれるため、ヘタを切り落とした時にその場所の切り口を擦り合わせるのが効果的です。

今回紹介したきゅうりのアク抜き方法なら、塩を使うことがないため塩分が気になる時にもおすすめです。きゅうりを美味しくするひと手間、ぜひ試して見てください。

注意:きゅうりを食べてみて、万が一違和感を感じほどのとても強い渋みや苦みの場合は食中毒になることがあるため食べないようにしてください。

プレビュー画像:©︎Twitter/shizushizu0224

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