ちえとくをフォローする

DIY

この家族は北極圏に4年暮らしている。家を見たらびっくりする。

人生を一度リセットさせたい…そう思っていたこちらの夫婦は、誰も思いつかないある方法で見事再スタートを切りました。

ノルウェーの北部、北極圏に入ったあたりにとてもユニークな方法で暮らす5人家族。周囲何キロにもわたって人の気配はありません。

Vimeo

ガラス製のドームの中に建っているのが一家の家です。ガラスドームは、この北極圏の厳しい環境から居住空間を守っているのです。外気が−30℃に落ち込むのも珍しいことではありませんが、ガラスドームの中は温室効果で一年中暖かく、一年を通して畑で作物を収穫することができます。

Vimeo

ガラスドームの中にはトマト、きゅうり、パプリカなどの野菜はもちろん、アプリコットやキウイ、ブドウの木も茂っています。

Vimeo

ジオデシック・ドームと呼ばれる建築技法を使ったこのガラスドームのおかげで、一家はこの極北の地でほぼ自給自足の生活を送っているのです。そしてこれこそが夫婦の求めていた生活でした。

Vimeo

ここでの生活を始めるまで、イングリッド(下の写真)と夫のベンジャミンは、漠然としたストレスとイライラを感じていたそうです。

Vimeo

自分たちが本当に必要としているのは何か、じっくり考えた夫婦の答えがこのライフスタイルだったのです。そしてアーロン、ジュリア、ガブリエルの3人の子どもたちを連れて北極圏に旅立つことにします。

Vimeo

都市の喧騒から逃れて、自給自足で環境にできるだけ負荷をかけない方法で暮らしたい。その思いを実現するのに最適な場所を見つけ出した夫婦は、家の建築素材に粘土や藁、木材や花崗岩など天然素材を使い、自分たちの手で家を建てます。ガラスドームだけは建築家と業者に建ててもらいました。

Vimeo

内装も外装と同じく、自然素材を使った手作りのもの。粘土の壁や天然木材の壁の温もりが感じられる作りです。

Vimeo

ドーム内に建てた家は3階建で、広いリビングルーム、夫婦の寝室と子どもたちそれぞれの部屋もあります。まだイングリッドのお腹の中に入っている末息子、アービンの部屋だってちゃんと用意されています。

Vimeo

この家に住んでいることの最大のメリットは、満天の星空、そして見事なオーロラを誰にも邪魔されず暖かい場所から眺めることができる点でしょう。

Vimeo

「このドームに足を踏み入れた瞬間から、他のどんな家や場所よりもここが一番心地よい場所です」とイングリッド。「特別な空気が流れているような気がします。この場所自体が発する落ち着いた空気が、みんなの心に浸透していって満たされた気持ちになるのです」

Vimeo

この写真からもイングリッドの言わんとすることが伝わってきます。ただただ自然の美しさに眼を見張るばかりです。

Vimeo

こちらの動画からも一家の暮らしの様子がご覧いただけます。

Hjertefølgerne / The Heart Followers from Deadline Media on Vimeo.

まさに大自然の中で暮らす子どもたちの落ち着いて優しい表情が印象的ですね。