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マイクロビーズクッションの悲劇|収集作業員からのお願い

住んでいる自治体によりルールの変わってくるゴミ出し。可燃ゴミや資源ごみ、不燃ゴミや粗大ゴミなど、自宅のキッチンの壁や冷蔵庫にはゴミ出しカレンダーが貼ってあるという方も多いはず。

でも、明らかに「可燃・不燃・資源・粗大ゴミ」とわかるものならいいですが、迷ってしまう品目も数多くありますよね。そんな迷う品目の一つとして、マイクロビーズクッションの処分の仕方に困ったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。座った時に体にフィットし優しく包み、「人を(たまにペットも)ダメにするクッション」なんて呼ばれるマイクロビーズクッション。

でもこのビーズクッション、中身のビーズの補充時や古くなって破れてしまったり、捨てようとした時にゴミ袋に入れるために中身を出したら、とんでもない惨状になってしまったことがある方が多いはず。

ビーズクッションの中身には、パウダービーズと呼ばれる発泡スチロール素材のものが多く使われており、外に出ると静電気であらゆるところにくっついてしまいます。

掃除機で吸おうとしても、静電気の力は強く掃除機にもびっしりマイクロビーズが…。

いったん外に出てしまうと、かなり厄介なマイクロビーズたち。しかし、このマイクロビーズの脅威は家庭内だけではありませんでした。ゴミの収集作業員として働く収集作業員さん(@sagyo_in)は、Twitterでゴミ収集作業員のあるあるな日常を紹介しています。そんな中、ある日の収集作業時に起きた出来事をシェア。その内容は、私たちが想像もしていない内容でした。

それがこちらです。

他のものと混在したゴミ袋から、マイクロビーズクッションと分からず収集車に積んでしまい、破裂したクッションのビーズによって作業着、収集車を変えることになり、もちろん飛び散った辺り一面の掃除もしなくてはいけなかったそうです。

※写真は実際のものではありません。

「破裂されると誰も幸せにならない。大きいのは粗大で申請してもらえるとありがたいです」

最後にゴミ出しをする人たちへ向けてビーズクッションについてのお願いでツイートを締めくくった収集作業員さんに、同じようにビーズクッションの惨事に見舞われたことがある方や、ゴミ出し仕方について勉強になったという方などから多数の反響が寄せられました。

また、クッションのサイズも小さく燃えるゴミで出せる場合にはわかるようにお知らせがあるといいとのこと。

また、今回の出来事から、新たに物を購入する時は処分のことまで考える必要がある、ゴミ捨て時の配慮が必要、など改めて大切な事に気づかされたと言う意見も見られました。

また、収集作業員さん曰く、マンションなどの集合住宅でのゴミ捨て場でも注意をしてくださいとのこと。

マイクロビーズクッションの処分方法は、自治体によっては可燃ごみや資源ごみとして出せるというところもあり規定も様々です。しかし、ゴミ袋に入りきらないような大きいクッションの場合は粗大ゴミとして出す方が、出す側も収集する側も楽そうですね。今回の収集作業員さんからのお願いは、ビーズクッションの処分法だけでなく、ゴミ出し全般において、それらを収集し処理する人たちへの配慮を忘れてはいけないということを改めて気づかせてくれました。

以前紹介したこちらの記事も併せてご覧ください。

プレビュー画像:©︎Twitter/kaoshima1515, ©︎Pinterest/kilalaify

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