ちえとくをフォローする

ヘルスケア

冷やすのは耳から上|アイスノンや氷枕で真夏の夜も快眠

暑い夏の悩みの一つが、熱帯夜による睡眠不足。人は眠りに落ちる時に体温が下がりますが、この季節は冷房をつけているとは言え日中の暑さで体も熱を持っており、なかなかスッと寝入る事が難しい日々が続きます。

そんな時に便利なのが氷枕やアイスノン。

睡眠と体温の関係

眠れないときは、大脳の温度が高いと言われています。脳の温度は、内臓の温度を表す深部体温の一種であり、頭部内熱が高い時は内臓の温度も高い状態に。そのため、眠りにつくには頭部を冷やす事が効果的と言われ、周囲に筋肉や脂肪分が少なく外気温に直接影響を受けやすい脳には氷枕やアイスノンを使うと効果的なのだそうです。

これらを使って頭を冷やす事で脳をクールダウンさせ、体の深部体温も下がり、自然と眠りにつく事ができると言われています。しかし、アイスノンや氷枕を使うときはあるポイントに注意をする必要があります。それは、冷やす部位。頭の冷やす部位を間違えてしまうと逆に目が覚めましてしまうことがあるそうです。

冷やすのは耳から上の頭部分

快眠につなげるために冷やしたいのは「耳から上の部位」。枕の上半分に氷枕やアイスノンを敷くようにします。こうすることで効率良く脳が冷やされ、自然と眠りにつくことができます。

逆に氷枕を耳から下、特に首筋に当てるのは要注意です。首には、呼吸中枢などの生命維持機能があり、ここが冷やされると全身をめぐる血液を冷やし、脳も冷えますが同時に全身の体温も奪ってしまいます。そのため、「生命の危機状態」として、脳が覚醒して目が覚めてしまい逆効果になってしまう恐れがあります。

快眠のためのキーポイントとなる脳の温度ですが、暑さ以外にも寝る前のスマホやテレビ画面などは脳の温度を上げる原因にもなっているそうです。

そのため、より快眠につなげるには、就寝前はこれらの端末からは離れておくことも不眠の予防につながります。熱帯夜の強い味方であるアイスノンや氷枕、うまく利用して暑さによる睡眠不足を予防していきたいですね。

プレビュー画像:©︎Twitter/Asabust

冷やすのは耳から上|アイスノンや氷枕で真夏の夜も快眠冷やすのは耳から上|アイスノンや氷枕で真夏の夜も快眠