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キッチン

一人分のお味噌汁がすぐできる|簡単・便利な味噌玉

忙しい毎日を送る中、職場や学校でのお弁当時や疲れて帰宅した日の夜に、一杯の温かいお味噌汁は心も体もほっとさせてくれるものです。お出汁の味がじんわりと効いた具沢山のお味噌汁はそれだけで、しっかりとした一品に。

外食が続いた日などは特に、「お味噌汁飲みたいな」なんて思いますよね。でも、お味噌汁を1人分だけ作ったり、疲れた時にもう一品として作るのが実は面倒に感じることがあります。

そんな時に、お味噌汁が一瞬にしてできてしまうのが「味噌玉」。インスタントのお味噌汁もいいですが、味噌玉なら好きな味噌や具材で作り置きができ、手軽に自分好みのお味噌汁を楽しむことができます。また、火を使わずにお湯を注ぐだけでお味噌汁が作れるだけでなく、面倒な洗い物の数も減らせます。

それでは基本の味噌玉と味噌玉におすすめの具材をご紹介します。

<基本の味噌玉>

用意するもの:味噌玉1つ分につき
– 味噌 小さじ2
– 鰹節 小さじ1(顆粒だしでもOK)

作り方:
味噌に鰹節、または粉末出汁を混ぜます。好みの具材を入れボール状に丸めます。ここに好きな具材をまぜて丸めてラップで包んで完成です。味噌玉1つにつき、お湯150mlを使用します。

持ち運びをしない自宅用には製氷皿を使って冷凍するという方法も便利です。

ラップに包んだ味噌玉は保存容器やジップロックにいれれば、冷蔵保存で約1週間、冷凍保存で約1ヵ月保存することができるので、まとめて作っておくと便利です。

味噌玉におすすめな食材:
とろろ昆布、桜海老、乾燥わかめ、乾燥麸、油揚げ、天かす、ごま、大葉、ネギ、三つ葉、切り干し大根など。

※お豆腐などは冷凍すると食感が変わってしまうため、不向きです。また生食のできない根菜類や野菜は味噌玉には使用できません。野菜を入れたい場合は、干し野菜を入れるようにしてください。

畑の肉と言われる大豆を使った味噌は、豊富なタンパク質だけでなく発酵によりアミノ酸やビタミンなどを多く含む栄養食品。昔から「味噌の医者いらず」「味噌汁は朝の毒消し」「味噌汁一杯、三里の力」など、味噌と体の健康にまつわることわざが数多く存在するように、味噌汁は体の健康には欠かせない食品であったことがわかります。

また、戦国時代の武将たちは戦いの合間に食べる「陣中食」「戦陣食」に保存が効き、栄養豊富でかつすぐ食べれるということで、味噌玉を携帯していたんだとか。その当時はより保存を効かせるために味噌を干したり焼いたりしていたそうです。

お味噌汁は水分や塩分補給だけでなく、疲れた体や胃腸をサポートしてくれる優秀な一品です。手軽で便利な味噌玉、お弁当や普段の食事の他にもキャンプでも使うことができるそうです。作り置きしてぜひ活用してみてくださいね。

プレビュー画像:©︎Twitter/Eiko10211

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