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脳機能をサポートしてくれる、お味噌汁に入れるといい具材

大豆を発酵させた味噌には、大豆タンパクの他、麹菌や乳酸菌、酵母菌の3つが含まれる贅沢な発酵食品。発酵食品は腸内環境を整え体の免疫力をアップしてくれます。

そんなスーパーフードの味噌を使ったお味噌汁は、夏場の健康の強い味方です。みなさんは、どんな具を入れたお味噌汁が好きですか?

豆腐にわかめや揚げ、または大根にキャベツなど季節の野菜を入れたりと、具のバリエーションはさまざま。でも、これから紹介する具を入れると、認知症の予防に繋げることができると言われているのです。

その食材とは、卵とじゃがいも

卵は食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含む優秀な食材。そして卵黄に含まれるコリンという成分は脳神経系の働きをよくすると言われています。

コリンは細胞ひとつひとつに含まれるリン脂質を構成する重要な成分。体内に取り入れられると、記憶力や学習能力に関係している神経伝達物質のアセチルコリンが生成されると言われています。コリンを多く摂取することで学習能力が25%もアップしたという実験結果も出ているそうです。

卵に含まれるコリンは食品の中で最も脳内に届きやすいと言われ、ビタミンB12と組み合わせて摂ることでアルツハイマーや認知症の改善にさらなる効果が表れることが明らかになってきたそうです。卵はビタミンB12も含むため、脳の健康にはぴったりの食材なのです。

そして、ビタミンCを豊富に含むじゃがいもですが、ビタミンCが白血球の力を強化して免疫力を高める作用を持つと言われています。一般的に熱に弱く加熱調理により損なわれやすいとされるビタミンCですが、じゃがいものビタミンCはでんぷん質に守られているため、加熱調理による損失が少ないのが特徴です。また食物繊維も含むため、卵が持っていない栄養素を補填でき、さらには脳の認知機能に関連する葉酸を摂取することができるのだそう。

ビタミンBの仲間である葉酸は、脳の神経細胞の働きを維持する栄養素でもあり、不足すると神経伝達障害が起こると言われています。脳内ネットワークの回路である神経細胞は、リン脂質の膜によって大事に保護されていますが、活性酸素により、破壊されそうになることもあるそう。そんなときに葉酸はたんぱく質と一緒になって修復する役割を持っています。

卵とじゃがいもの組み合わせが脳の働きをサポートする最強コンビなのですが、そこに発酵食品の味噌を加えて腸内環境を整えることで、さらに脳の健康をアップさることが期待できるのだそう。

ストレスも多く、慌ただしい毎日ですが、1杯のお味噌汁は不思議と心と体をほぐしてくれるもの。日々フル回転する脳に嬉しい卵とじゃがいものお味噌汁で脳の元気を維持していきたいですね。

プレビュー画像:©︎Facebook/理学療法士morigamiの美容・健康チャンネル