節水、節約、省エネな食洗機の使い方

みなさんは食洗機を使っていますか?「置く場所がない」、「導入コストがかかる」などの理由から日本の食洗機普及率は28%程度ですが、実際は備え付けのものばかりでなく、卓上の小さめの食洗機なら3万円台から販売されています。 忙しい毎日の食後の大切な時間を家族との団欒の時間に当てられますし、もちろん手荒れの悩みともおさらば。

それに実は手洗いよりもずっと節水節電にもなり、長い目で見たランニングコストはずっと安くなるので、数年で初期投資額は回収できるのです。そんな理由から欧米では洗濯機と同じ感覚で普及している食洗機ですが、間違った使い方をしている人がたくさん。これでは節水節電どころか、汚れも落ちずに不満ばかり募ってしまいます。

どんな間違いが多いか見てみましょう。

Loading the dishwasher

1. 食洗機に入れる前の下洗いは不要?

洗浄力が高い洗剤や最新モデルの食洗機を使えば下洗いは不要でしょうか?確かに最近の食洗機では、きちんとお皿を配置さえすれば、お皿の汚れは落ちるものです。

しかし食洗機は、庫内に溜めた水をヒーターで加熱し、循環させて使います。このため節水になるのですが、汚れのひどい食器を入れてしまうと汚い水が何度も循環することになります。洗浄力の高い洗剤を使えば汚れは落ちますが、食べかすなどは何度も循環します。

食洗機に入れる前に、お皿の上の食べ残しはきれいに取り除き、べったりしたソースなどは軽く洗った方が安心です。またご飯粒などはこびりつくと取れにくいのは食洗機も同じなので、水に浸けてふやかしてから食洗機へ。

ポイント:食べ残しは取り、ひどい汚れは食洗機に入れる前に軽く洗う。

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2. 重ねて配置する?

「食洗機は手洗いほどきれいにならない!」なんて思っていませんか?先ほどの下洗いと、正しい食器の配置の仕方で洗いあがりはかなり変わります。食洗機は、回転ノズルから高圧で噴射する水で汚れを落とします。水がどのように庫内で噴水されるかによりますが、水の通り道を塞がないよう食器を配置することが大切です。

また、お茶碗やボール、カップなどは逆さ・横向きにして配置しましょう。そうしないと汚れた水がお茶碗などの中に溜まってしまいます。

ポイント:噴水システムを邪魔しない配置に。

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3. 食器は満杯に入れずに運転する?

食洗機は手洗いの約1/9の水量で洗います。節水量は6人家族なら年間53.7トン、およそ年間23,700円の節約になります。でもこれは「食洗機にきれいにみっちりお皿を入れた状態」という前提です。ドイツのボン大学の研究によれば、ほとんどの場合食洗機の容量の半分以下で運転されているそう。これで何度も運転してはエコにも節水にもなりません。

ポイント:みっちり入れて節水節約

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4. 水垢が残る?

食洗機は高温高圧で洗浄し、乾燥までやってくれるもの。手洗いしたグラスなどのガラス食器を拭かずに乾かしてしまうと、水垢などが残ってしまいますが、食洗機は、高温のお湯で洗浄力の高い洗剤を使い、高圧噴水で洗浄するので、そのまま乾燥させても水垢などが残りません。なので、多少水滴がついていても布巾できっちり拭かずに食器棚にしまっても大丈夫です。

ポイント:さっと拭いて食器棚へ

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5. いつも節電モードが良い?

手洗いの場合、お湯の温度は熱くても35℃程度。食洗機の標準モードでは65℃以上の手で触れないような高温のお湯で洗浄していますが、エコモード(節電モード)にするとお湯の温度が35℃程度に落ちます。

この比較的低い温度でいつも食洗機を使っていると、油汚れが庫内に溜まっていきます。また湿気も溜まりやすく温かいので、ばい菌が繁殖しやすい環境です。つまり、たまには標準モードで運転して、庫内をスッキリ殺菌することも必要です。

ポイント:いつもはエコモードでもよいが、1ヶ月に1度は高温プログラムで運転する。

Inside the dishwasher

6. 洗浄タブレットは余分に買っておく?

食洗機の洗浄剤はジェルにせよタブレットにせよ、酵素の力を借りているものがほとんど。酵素は低温でも働き、洗浄、すすぎを助けています。この酵素は時間が経つと劣化しやすいのも特徴です。特にタブレットタイプは、劣化すると洗浄力も著しく落ちてしまいます。タブレットが安売りしていたら爆買いしたいところですが、劣化しやすいのでやめておいたほうが良さそうです。

ポイント:1年以上ストックしないこと。

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7. フライパンも入れていい?

200℃以上の熱に耐えられるフライパンを食洗機の高温噴水で洗ったとしても別に異常はなさそうですが、実はダメなのです。テフロン加工が施してあるフライパンは、数回食洗機に入れて洗っただけでテフロン加工がはげてしまいます。食洗機の洗浄剤に含まれる研磨剤のために表面が削られてしまうからです。

また鉄製のフライパンや鍋、アルミ製のキッチン用具も要注意です。鉄製のものは表面の黒皮が削られて錆が浮いてしまうので、洗ってしまったら湯引きをしてあげます。アルミ製の物は食洗機から出すと黒ずんでいるはずです。

ポイント:ステンレス製以外の鍋やフライパン、包丁は入れない。

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8. カトラリーは上向き下向き?

食洗機の庫内にあるバスケットにはナイフやフォーク、調理用具などを入れますが、正しい向きはあるのでしょうか?ナイフなどの切れ味を保つため、持ち手を上にするべき という人もいれば、口に入れる部分をしっかり洗浄したいと持ち手を下にするべきだという人もいます。

どちらの言い分もわかりますが、一番大切なのは庫内で均等に水が循環すること。折衷案として、ナイフなどは持ち手を上に、スプーンやフォークは持ち手を下にしてはどうでしょう。

Dishwasher, the best machine at home.

洗濯板が洗濯機に変わったように、手洗いを食洗機に変えてもいいのかもしれません。地球にもお財布にも、そして家事を頑張る人たちにもずっと優しい選択だと言えるでしょう。

出典

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