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ヘルスケア

乳酸菌の量がダントツ|簡単にすぐにできる手作り水キムチ

日頃から病気や感染症に負けない体づくりには欠かせないのが、免疫力をしっかりつける生活習慣。一昨年から続くコロナウィルス感染症の流行により、免疫力を下げないよう運動や食生活で工夫をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、免疫力アップに役立つある食べ物をご紹介します。

みなさん水キムチをご存知ですか?

キムチと聞いて赤くて辛いキムチを想像しますが、水キムチは水をベースとしたつけ汁に野菜をひたし発酵させた、お新香やぬか漬けのような漬物。赤唐辛子を使っていないため、辛くないのが特徴です。辛くない漬物であれば浅漬けやぬか漬けで十分という気もしますが、水キムチのすごいのは、乳酸菌の量がずば抜けて豊富に含まれていること。しかも、家庭にある材料ですぐに作れ、発酵に要する時間もたった1日もあればOKと言う、簡単で体が喜ぶ食べ物です。

 
 
 
 
 
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では水キムチの作り方と体に期待できるメリットを詳しくご紹介します。

<水キムチの作り方>

用意するもの:
– 水400cc
– 上新粉(米粉などでもOK) 小さじ1
– 塩 小さじ2
– スライスしたにんにく 1片
– スライスした生姜 15g
– 酢 大さじ3
– りんご スライス1/2個分
– 好みの野菜 300gと塩少々
– 保存用のビンやタッパーなど密閉容器

※水の代わりにお米のとぎ汁を使うこともできます。その場合は上新粉は不要です。

作り方:
1. 水と上新粉、塩を火にかけて煮立てた後に常温まで冷まします。
2. にんにく、生姜、酢、りんごを1に加え、漬け汁をつくります。
3. つけ汁に、塩もみして水気を切った野菜(白菜やキュウリ、大根など)を漬け込み、常温で発酵させます。夏場はそこから半日、冬場だとそのまま1日置いて発酵させれば完成です。発酵が始まったら冷蔵庫へ移して保存します。日持ちは冷蔵庫で1週間ほど。

<水キムチが持つ乳酸菌のパワー>

  • 乳酸菌の量は赤いキムチの約2倍、ぬか漬けの約18倍

ヨーグルトやチーズに含まれる動物性乳酸菌よりも生きて腸に届くと言われるのが、キムチやぬか漬けなどに含まれる植物性乳酸菌。水キムチは漬け汁につけて発酵させることで野菜についている常在乳酸菌が爆発的に増えると言われています。さらに、漬け汁ごと食べることができる水キムチは、赤いキムチやぬか漬けよりも圧倒的に多くの乳酸菌を摂取できることになるそうです。

  • 免疫力アップに欠かせない乳酸菌

乳酸菌と聞くと腸内環境を整えてくれるイメージがありますが、乳酸菌は免疫力アップに大きく関わる重要な要素です。乳酸菌は腸内の悪玉菌の増殖を抑える働きがあり、腸内の環境を整え活性化する働きを持っています。私たちの体の免疫細胞の約7割は腸に存在しており、乳酸菌で腸内に善玉菌が増えることで免疫細胞が活性化され、悪玉菌による毒素の発生が抑えられ、体外から入ってくる細菌を撃退して強い体を作ることができると言われています。このほかにも乳酸菌は小腸で脂肪や糖分の吸収が抑え、排出を促す効果があります。そのため乳酸菌はダイエットや便秘解消の強い味方でもあります。

  • アンチエイジング

更に乳酸菌には若々しい肌に導くアンチエイジング効果もあると言われています。乳酸菌によって生み出される抗酸化物質は、細胞を活性化させる効果があり、美容にも効果抜群と言われています。

  • ストレスの緩和

乳酸菌によって腸内環境が整うことは免疫力アップだけでなくストレスの緩和にもつながると言われれいます。ストレスから便秘や下痢になったことがあるという方もいるのではないでしょうか。脳と腸は密接に関わっていると言われ、ストレス性の便秘や下痢には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという物質が関係しているのだそうです。セロトニンは脳以外でも実は腸内でも作らていると言われ、腸内環境が悪化して便秘が続くと、セロトニンの分泌が減り体や心の不安定を引き起こす原因になりうるのです。

体に嬉しい作用を持つ乳酸菌をたっぷり含んだ水キムチは、そのまま食べたり、料理にアレンジしたり、便利な野菜のおかずとして使えます。家庭にある材料で簡単に作ることができるので、ぜひ作ってみてください。

プレビュー画像:©︎Instagram/nattsu37.hayashi

乳酸菌の量がダントツ|簡単にすぐにできる手作り水キムチ乳酸菌の量がダントツ|簡単にすぐにできる手作り水キムチ