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Lifehacks

素材別「水シミ」の簡単な落とし方

布や革などは水に濡れたところに見苦しいシミが残ってしまうことがあります。雨に濡れて服や靴にシミができたという経験がある方もいるでしょう。

しかし、どうして無色透明の水がシミの原因になるのでしょう?布の場合は、濡れた部分の繊維がよれたり、縮んだりして、そこだけ光の反射の仕方が変わってシミになったように見えてしまうのです。また、水に含まれる石灰分や雨に含まれる汚れが残り、シミになることもあります。

この記事では、素材別に水シミの対処方法をご紹介します。

1. 衣類についた水シミ

衣類で水シミが起こりやすいのは、絹やレーヨンなどデリケートな素材。洗濯可能な素材であれば、一度洗濯機で洗えば水シミは簡単に落とすことができます。

絹のようなデリケートな素材には、が有効です。シンクやボウルにぬるま湯を張り、そこに酢を少々入れます。衣類を酢水につけ、生地を少しずつ前後に動かします。数分間浸した後、きれいな水ですすぎ、丁寧に干します。酢のおかげで、美しい色が蘇るという嬉しい副次効果もあります。

2. 布張りの椅子やカーペットの水シミ

布張りの家具やシート、カーペットにも水滴のシミがつくことがあります。ソファやカーペットを洗濯機で洗うのは難しいので、他の方法を考えなければなりません。シミがまだ湿っているうちは、水シミができるのを防ぐために、塩で素材の水分を抜いてみるといいでしょう。シミに塩をたっぷりと振りかけ、数分間置いた後、掃除機で吸い取ります。淡い色の生地ですでに乾いてしまった水シミには、レモン汁が有効。レモン汁をシミの上にこすりつけてから、湿った布で拭き取るとシミがとれます。

3. 木の水シミ

未処理の木材を濡れたままにしておくと、シミができてしまいます。そんなときは、歯磨き粉やオイルに塩を混ぜたペーストを付けて擦ってみましょう。その後、キレイな水でペーストを落とし、しっかり乾燥させた後、蜜蝋や木材専用のオイルで表面をケアしておきましょう。

4. 靴の水シミ

雨の日に外を歩くと、靴に水シミ(雨染み)がつくことがあります。

布製なら洗濯機に入れるか、水洗いすれば、シミはとれるでしょう。洗った靴にティータオルか新聞紙を詰め、風通しのいい場所で陰干ししてください。

革靴の場合は、ちょっと厄介です。生のジャガイモを1cmの厚さに切り、シミの外側から内側に向かって叩きます。シミが目立たなくなるまでこの作業を繰り返した後、濡れたタオルでその部分を軽く叩きます。その後、ティータオルか新聞紙を詰めて、風通しの良い場所で陰干しすれば、革についた水滴のシミはすべて消えているはずです。

5. 大理石の水シミ

大理石など天然石の床やテーブルトップは美しい反面デリケート。水ハネを放置したり、グラスの水滴がつくだけで、汚れた感じのシミになってしまいます。できてしまった水シミを落とすには、薄めたレモン汁をかけ、綺麗に拭き取って乾かしましょう。ただし、長くレモン汁にさらしてしまうと大理石がいたむ恐れがあるので注意が必要です。

無色透明な水がシミをつくってしまうなんて困りものですね。大切な衣類や靴は、雨染み予防のために雨の日は撥水スプレーで事前に対策しておきましょう。

 

プレビュー画像: ©pinterest/ehow ©pinterest/hunker