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キッチン

油と相性がよすぎるナス|油の使用量を減らす方法

ナスは夏バテやむくみといった夏の気になる体の症状を予防する効果が期待できるだけでなく、老化防止が期待できるなど、おいしい上に体に嬉しい効果を持っています。油との相性が抜群なため、サッと素揚げにした煮浸しや、肉を使った炒め物で使うことが多いですよね。

ナス料理の油の量を減らすコツ

体に嬉しく低カロリーなナスですが、ダイエット中や油分を控えたい時は、使う油の量の多さにびっくりすることもあります。

そんな時に役立つのが、しん|野菜を育むプロさん(@sinyasai)が紹介した「ナスに油をあまり吸わせない」という方法です。しん|野菜を育むプロさんはTwitterでこれまでにもさまざまな野菜に関する様々な有益な情報を紹介されています。

ツイ主のしん|野菜を育むプロさんによると、ナスに油をたくさん吸わせたくない場合、調理前にナスを塩水に10分ほどつけておくといいとのこと。

ナスに油をたくさん吸わせない調理法
Twitter/sinyasai

塩水は塩分が1%になるように調整をします(500mlのお水の場合は、小さじ1杯の塩が目安です)

夏にナスを積極的に食べたい理由

夏に旬を迎える野菜たちは、厳しい暑さに耐えるために多くの水分を含み、緑、赤、紫など色鮮やかな皮で紫外線から身を守っているのが特徴です。そのため、水分いっぱいの夏野菜を食べることで私たちも夏の暑さ対策をすることができます。ナスもそんな夏野菜の一つ。ナスは90%が水分と言われますが、夏の体にとって嬉しい作用をたっぷりと持っている野菜です。

・カリウム

ナスに含まれる代表的な栄養素の一つがカリウム。カリウムは体内の余分な塩分を排出し、水分代謝を促進させる働きを持っています。そのため、高血圧予防や、むくみ対策に役立ちます。また、余分な水分を排出することから夏のほてった体を冷やしてくれる作用があり、夏特有の体のだるさ、食欲不振といった夏バテ症状の緩和にも役立ちます。

・ポリフェノール

ナスの深く美しい紫色の皮には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。ポリフェノールは、抗酸化作用で知られており、体の老化や動脈硬化、免疫力低下を招く活性酸素を取り除く働きをしてくれます。特に夏は強い紫外線により大量の活性酸素が肌の表皮で生み出され、シミやシワといった肌老化を加速させる季節です。ナスは夏バテした体にいいだけでなく、紫外線による肌ダメージにも嬉しい食材とも言えます。

・食物繊維

水分がほとんどのナスですが、実は食物繊維を豊富に含む食材です。100gあたりには、2.2gの食物繊維が含まれ、もやしの1.7倍、きゅうりの2倍の量に当たります。食物繊維は便秘対策にはもちろんのこと、食後の血糖値の急激な上昇を抑えたり、血中コレステロール値を下げたりする働きもあります。そのため、血糖値や血中コレステロール値が気になる方は積極的に食べていきたい食材です。

夏の体に嬉しい栄養たっぷりのナス。油の量を控えることができれば、もっとたくさん食べたくなりますね。

プレビュー画像:©︎Twitter/sinyasai
出典:©︎Twitter/sinyasai