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覚えておきたい|猫が痛みを感じている時の表情

ポーカーフェイスでつかみどころがないと言われる猫ですが、猫を飼っている人は、日々愛情を注いでいる愛猫たちの嬉しそうな顔やナデナデしてもらって気持ちよさそうな顔、また構ってもらえずちょっと不満げにしている顔など、表情の違いがわかるという人が多いのではないでしょうか。

でも、猫が体調不良の時やどこか体に痛みを抱えている時の顔ってどんな顔をしているか、あまり想像ができないですよね。体調を崩すことがあまりないから見たことがないのかも…という人もいると思いますが、猫は痛みを隠す達人とも言われ、痛みや体調不良を隠す習性を持っています。猫が体調不良を隠すのは、弱肉強食の自然界で生き残る術だったと言われ、家猫になった今でもその習性は受け継がれています。

マイペースで気ままでありながら、痛みをグッと堪えるという屈強な一面を持ち合わせる猫。しかし、痛みを感じている時の表情には特徴があるのだそうです。

獣医にゃんとすさん(@nyantostos)は、「強い痛みを感じている時の猫の顔」を写真付きで紹介。猫は痛みを隠すけれども、顔に出るので覚えておいてほしいと呼びかけています。

ツイ主の獣医にゃんとすさんによると痛みを感じている時、猫は目を細め、耳は寝かせて外側に向いているそうです。また、口周りは力が入り、ヒゲはピンと伸びた状態。去勢や避妊などの外科手術、また骨折などにより強い痛みを感じている時に、こういった厳しい表情となるそうです。

痛みを感じている時の猫の表情を紹介した写真です。
Twitter/nyantostos

また、この痛みを感じた時の顔は、国際猫医学会の急性疼痛ガイドラインに記載されているもので、急な強い痛みが発生した時の猫たちの表情とのこと。

ただ、慢性的な疾患を抱え、じわじわと痛みがある場合は表情ではなく、行動や性格に変化がないか観察すると良いそうです。

この獣医にゃんとすさんの投稿には、たくさんの猫飼いさんたちから「うちの猫も病気の時こんな顔していた」という経験談や「勉強になる」といった様々な声が寄せられています。

猫を飼っている人にとっては、猫達にずっと健康で、幸せな日々を送ってほしいというのが願いかと思います。でも、いざと言う時のために、今回紹介した猫の表情について知っておくと、大切な家族である猫のことをもっと理解することができそうです。ぜひ覚えておきたいですね。

プレビュー画像:©︎Twitter/nyantostos
出典:©︎Twitter@nyantostos