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猫の不思議な5つの能力

猫は古くから人々のすぐそばにいる身近な存在ですが、一方で、とても神秘的な動物でもあります。それを象徴するように、猫は世界中の神話や物語に登場し、あるときは神聖視され、あるときは災いの前触れとされてきました。

また、ふと足をとめて何かをジッと見つめたりする不思議な行動から、猫には人に見えないものが見えるのではないかと思ったことはありませんか?この推測、実は当たっています。猫の感覚は、人間とは比べ物にならないほど繊細で鋭敏なのです。

cats

この記事では、猫の不思議な能力を5つご紹介しましょう。

1. 悪天候や自然災害を予知する

猫のヒゲは小さな動きや気圧の変化まで感じ取る敏感なセンサー。さらに、気圧や湿度のわずかな変化をヒゲだけでなく、耳で感知したり、匂いで感じ取ったりすることもできると言われています。

「猫が顔を洗うと雨が降る」という天気の言い伝えがありますが、これは低気圧が近づき、湿気で重くなったヒゲの手入れをしているため、と言われています。また、地震の前に飼い猫の様子が変だったという人は多いもの。猫は人間よりもずっと早くに天候や自然の変化に気づくことができるようです。

2. 恐怖を感知する

「猫は恐怖を嗅ぎ分けることができる」という説があります。実際、猫は気持ちをフェロモンとして放出します。たとえば、不安を感じた時は不安のフェロモンを出すので、獣医さんの待合室などでは他の猫が出したフェロモンを感知して猫は不安になるのです。

では、人の恐怖についてはどうでしょう?人は恐怖を感じると、姿勢や声のトーンが変わり、動きがためらいがちになり、冷や汗をかきます。猫はこうしたボディーランゲージや匂いで、人が恐怖を感じていることを感知していると考えられています。

Spike Staring

3 死を予見できる

ちょっと不気味に感じるかもしれませんが、人が死に向かっているときに猫はそのことを感じ取ると言われています。

2007年、アメリカのある猫の話が世界的に話題になりました。高齢者のリハビリ施設で飼われているオスカーという名の猫が患者の枕元で丸くなると、数時間後にその患者が息を引き取るという事件が頻繁に起きたのです。患者の死期を正確に予測したオスカーは、その後、2015年までに、百人以上の死を予見したと言われています。

研究者によると、猫が死を察知できるのは、その優れた嗅覚のおかげ。死期の近い人の体から放出されるある種の匂いを嗅ぎ取っているのだそうです。

Cat

4. 癌を嗅ぎ分ける

犬が呼気(吐いた息)や尿の匂いから癌を発見するという話は有名です。しかし、猫も人間のがんを発見できると主張する人も多いのです。ある女性は、愛猫が乳房に何度も飛びかかるので不思議に思っていたところ、乳がんが発見されたと言います。ある男性は、左脇腹を猫が前足で何度も触り、肺がんを警告してくれたと語っています。

ただし、犬と違って、猫の癌を嗅ぎ分ける能力についての正式な研究はありません。しかし、猫は犬よりも優れた嗅覚を持っているとさえ言われているため、癌を嗅ぎ分ける能力があっても不思議ではありません。

5. 差し迫った危険から家族を守る

死や病気、自然災害だけでなく、差し迫った危険を察知できる猫もいます。南米コロンビアでは、階段から落ちそうになった赤ちゃんを必死に止めた猫の動画が話題になりました。他にも車道に走り出ようとした2歳の子どもを追いかけて、車の前に飛び出さないようにした猫もいます。危険を察知する能力だけでなく、小さな存在を守ろうとする愛情深さに感動しますね。

Suri #cat. Not staring intently; not feeling nauseous; just asleep with her eyes open in Julie's arms (happens pretty often)

猫は癒しの存在でもありますが、底の知れない不思議な魅力にも包まれています。もしあなたの猫がいつもと違う行動を取り始めたら、もしかすると、何かを予知したり、警告したりしているのかも?!

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出典: cattitudedailybustlespektrumherz-fuer-tiere

プレビュー画像: ©flickr/Tommy Miles  ©pinterest/pet lovers