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ネクタイを長く愛用するために知っておきたい豆知識

最近ではクールビズやコロナによる在宅ワーク、またオフィススタイルのカジュアル化が進み、毎日のように締めることが少なくなったネクタイ。でも、フォーマルな場面ではネクタイはやはり必要となってきますよね。

ところでみなさん、ネクタイの先の裏部分にこんな糸を見かけたことありませんか?

Twitter/shakunone

もしかしら、「あれ、糸のほつれかな?」と切ってしまったことがある人もいるかもしれません。

今、この糸に関するある事実がネットで話題になっています。それがツイッターユーザーのしゃく。さん(@shakunone)が紹介したこちらの内容です。

ネクタイブランドSHAKUNONE’(シャクノネ)を展開する株式会社笏本縫製の代表でもあるしゃく。さんによると、この糸はスリップステッチと呼ばれ、ハンドメイドのネクタイに見られる糸だそうです。一見ほつれのように見える糸ですが、この糸は優れた役割を持っているとのこと。

ネクタイは首元でキュッと締めるため、ある程度伸縮性が与えられています。このスリップステッチはネクタイの裏側を縫い合わせた糸の余り部分にあたり、たるみを持たせることでネクタイの伸縮を補助しているそうです。(日本語ではたるみ糸と言われることもあるそうです)

また、ネクタイが型崩れをしてしまったり、縫い目が緩むことがありますが、その時もこのスリップステッチを軽く引っ張ることで、簡単に型崩れを修正することができます。

このようにネクタイにとって大切な部分であるスリップステッチは、万が一切ってしまうとネクタイがばらけて破損しまうそう。

このネクタイに関する知識には、ネクタイ歴が長いという人を含め多くの人から知らなかったという驚きの声が寄せられています。

ネクタイに関する意外と知られていない豆知識。大切なネクタイを長く愛用するためにも、知っておくと良さそうです。もしかしたら手持ちのネクタイにもスリップステッチがあるかもしれないので、みなさんもチェックしてみてください。また、春から始める新生活でネクタイを使い始めるという人にもぜひ教えてあげてくださいね。

しゃく。さんの作るかっこいいいネクタイはこちらからご覧になることができます。

プレビュー画像:©︎Twitter/shakunone
出典:Twitter@shakunone,ワイシャツの百科事典