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Lifehacks

【知っておくべき!朝イチにすべきこと】寝起きにコップ1杯の水…の前にこの習慣を!その理由にゾゾっ!

朝、目覚めたらすぐに何をしますか?体を伸ばして軽くストレッチ、カーテンを開けて日の光を浴びる、健康のためコップ1杯の水、または白湯を飲むよう習慣づけている人も多いのではないでしょうか。

「朝のコップ一杯の水」は睡眠中に失った水分を補給するだけでなく、水を飲むことで胃腸への刺激を送り、体の内側から目覚めさせ便通を促す血流を改善し、副交感神経が刺激されることで自律神経のバランスアップにつながる…と様々な健康効果が期待できます。

健康に良い寝起きに1杯の水習慣…でもその前に、ちょっと待った!

しかし、水を飲む前にまず注意すべき点があります。それは寝起きの口内環境

朝起きて、自分の口臭が気になったことはありませんか? 寝起きの口臭は「モーニングブレス」と呼ばれるほど、起きた直後に口が臭う現象はありがちなことです。その原因は口腔内の細菌にあります。

口の中の細菌は寝ている間に大繁殖!

通常、起きている時は唾液が十分に分泌されます。唾液には口内の細菌を洗い流したり、細菌の増殖を抑える働きがあるのですが、就寝中は唾液腺が刺激されないため唾液の分泌量が減り、細菌が大繁殖してしまうのです。

就寝中の口呼吸も口腔内の乾燥を促す原因の一つ。口内が乾燥していると細菌がより繁殖しやすい環境となり、唾液不足の乾燥した状態の口の中では、細菌は通常時の3倍のスピードで増殖すると言われています。

起床時の口臭や口の中のネバつきは、口内で細菌が大量に増殖しているサイン。つまり、寝起きが最も口内環境が悪い状態にあるということです。

寝起きのお口の細菌数値はウン〇以上!恐るべき数値に

実際のところ、起床時の口内には一体どのくらいの細菌がいるのでしょうか?

その数をわかりやすく示すデータによると、普段からしっかり歯磨きをしている人の寝起きの唾液1cc中の細菌数は、糞便1グラムに含まれる細菌数の約10倍!(1cc=1ml=1グラム換算です)なんと、同量のウ◯コ以上に多くの細菌がいるのです。そりゃ、口が臭うわけだ…

もちろん、就寝前にしっかり歯磨きケアをしなければ、口の中で増殖する細菌数はさらに増えるということになります。

寝起きのお口はまさに細菌の温床・楽園状態。また、大量に繁殖した細菌から放出される毒素もMAX状態にあります。このような口内環境のまま、「目覚めの1杯の水」を飲んでしまうと、どのような事態になるかは…お察しの通り。

口腔内で大量に増殖した細菌(悪玉菌)と毒素をそのまま丸ごと飲み込んでしまうことになるのです。

もちろん、うっかり水を飲んで寝起きの口内細菌と毒素セットを体内に流し込んでしまっても大半は胃で殺菌されるので神経質になる必要はありません。しかし、毎日の習慣化することで肌荒れや便秘、口内炎の原因に繋がる可能性も。胃がんや胃腸炎の一因となると警鐘を鳴らす医師もいます。

「朝のコップ一杯の水」や朝食の前にすべきこと

そのため、朝起きたらまずは歯磨き。朝の1杯の水習慣は、歯磨きで口内環境を整えてからにしましょう。歯磨きをする時間がないときは、数回のうがいでもOK。水を飲んだり朝食をとるのは、歯磨きまたはうがいで口腔内に溜まった細菌&毒素を洗い流してからにしましょう。

風邪・インフルエンザ予防にもなる「朝イチの歯磨き」習慣

また、朝起きてすぐ歯磨きやうがいをすることは風邪・インフルエンザ予防効果が非常に高いと考えられています。

風邪やインフルエンザのウィルスが細胞内に侵入して増殖するには「プロテアーゼ」という酵素が欠かせません。このプロテアーゼを発生させるのが口内の細菌なのです。

口内環境が不潔なまま放置すると細菌が増殖し、プロテアーゼの発生量が増え風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。朝イチの歯磨き・うがいで口の中の細菌を減らすことで酵素発生量も減り、風邪・インフルエンザ予防につながるというわけです。

朝食前に歯をしっかり磨いておけば、食後に細菌が増殖するリスクを抑えることができます。食後は唾液の分泌量が増え、細菌が増殖しにくい環境でもあるので、朝イチで歯を磨いておけば食後磨く時間がない場合は口をゆすぐくらいでも大丈夫です。

朝起きてすぐのお口の中は細菌だらけ。しかし、どのくらい細菌が多いのかは意外と知られておらず、そのまま水を飲んだり、朝食をとってしまうことも…

朝起きて、まず真っ先にすべきは歯磨き(もしくは時間がなければうがい)。健康効果が高いコップ1杯の水飲み習慣は、まず口腔内の衛生環境を整えてからにしましょう。

 

プレビュー画像©︎pinterest/countryliving.com