まるで絵を描いたかのよう|練り込みという伝統技法をその独自のセンスで世界に発信する陶芸家

その数が群を抜いてダントツに多く、世界一と言われるのが日本の焼き物(陶磁器)。日本は世界の他のどの国よりも焼き物に使われる土のバリエーションが多いのだそう。 陶磁器の産地は全国で60以上、そして窯元で数えると4000以上にもなります。

清水焼

焼き物大国日本の中でも、窯元数が最も多く有名なのが愛知県瀬戸市。陶磁器を瀬戸物と呼ぶのは、もともとはこの地で作られた焼き物をそう呼んでいたことが始まりです。

その瀬戸市で無形文化財として登録されている練り込みという技法で作られた焼き物がSNSを中心に日本だけでなく世界から注目されています。

練り込みという技法は、色の異なる粘土をいくつも重ね合わて生地をつくり焼き物をつくる手法。それはまるで、切っても切っても同じ顔がでてくる「金太郎あめ」の技法のよう。
色土を練り合わせ一つ一つ細かく柄を作っていく作業工程では、出来上がりがどのようになるかは未知。仕上がり時の風合いや模様を想像しながら、一つ一つ丁寧に作業をしていく練り込みは、終わりのない細かい作業の連続です。

そんな練り込みの技法を世界から注目される存在にしたのが、水野智路さん。瀬戸市の指定無形文化財保持者である祖父、父とともに三代で練り込み技法の焼き物を作っています。

 
 
 
 
 
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智路さんの作品が世界に知れ渡るようになったのは、彼がFacebookInstagramで発信した制作工程。

粘土を紐を使ってスライスすると...。

Facebook/TomoroMizuno

そこに現れたのは細かい模様。

Facebook/TomoroMizuno

よく見ると一つ一つがパンダです!🐼

Facebook/TomoroMizuno

伝統的な柄や作風のお父さんとは違い、「女性や若い方、また小さなお子様まで幅広く日常で使ってもらえるような作品を作りたい」と彼にしかできない柄を打ち出したのもその人気の一つ。その作品には、カラフルな色使い、動物や乗り物、ポップな柄などが使われています。

また、非売品ではあるものの、練り混みの技術を世界の人に知ってもらいたいという思いで、いろいろなモチーフを粘土を使って巧みに作り上げています。

出てくるのはあの世界的に有名なキャラ。

こちらも超有名です。

そんな作品の数々にいつの間にか、Instagramのフォロワーはなんと17万人以上。国外からも販売して欲しいとの声が多数上がっています。

 
 
 
 
 
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伝統と聞くと「格式が高く、違う世界」という印象を持ってしまいがちですが、智路さんはそんな伝統という言葉の壁を、そのセンスと遊び心、技術で見事に打ち破り、世代や国を超えいろいろな人へ発信することに成功しました。

また、何よりも物づくりが好きな智路さんが作品作りを楽しんでいるからこそ、そのわくわく感が多くの人に伝わり、魅了したのではないでしょうか。

 
 
 
 
 
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伝統を担いながらも、進化することを恐れずチャレンジし作品を作り続ける水野智路さん。InstagramFacebookでは最新の展示会のスケジュールも告知されています。ぜひフォローしてみてください。また、現在は展示販売などのイベントでのみ販売とのこと。機会があるときに、ぜひ手に取ってみてくださいね。

プレビュー画像:©︎Facebook/Tomoro Mizuno

 

出典

NEXTYLE

プレビュー画像:©︎Facebook/Tomoro Mizuno

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