日本が出すプラスチックごみが原因で、東南アジアが汚されているって知っていましたか?

海洋汚染の原因とされるプラスチックごみの規制は、G20大阪サミットの焦点のひとつで、政府は「議長国として議論を主導する」と主張してきました。 しかし、プラスチックごみの現状を、みなさんはご存知でしょうか?

日本はアジアの国々の中でもっともスピーディに経済発展を遂げたことから、他のアジア諸国からは尊敬や親しみを持たれているようです。実際、東南アジアからの日本の評価は高く、アウンコンサルティング社による「アジア親日度調査(2016年)」では、東南アジア各国では実に9割以上のインタビュー対象者が日本を「大好き」「好き」と回答している、という結果となっています。

しかしせっかくのその評価がいつまでも続くとは限りません。今、日本がしているあることが原因で、東南アジアが危機に瀕しているのです。

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インドネシア第二の都市、スラバヤから車で1時間ほどのスメンコ。そこには、お菓子やペットフードの袋、洗剤の容器などのプラスチックのゴミの山がいくつも広がっています。住民はこれらを分別し、リサイクル品の販売で利益を得ているのです。しかし、お金になるとは言え、環境的には劣悪です。リサイクルできるのはゴミの25%ほどで、残りを燃やす人もおり、有害物質を含む煙で健康被害などの苦情が相次いでいると言います。

そしてこれらのゴミはどこから来るのかと言うと…実は日本などの国。そう、周囲の国のゴミが原因で、インドネシアの人々が健康を害しているのです。住民の中には、こう悲痛な叫び声をあげる人もいます。

「インドネシアはゴミ捨て場ではない!」

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また、マレーシアでは、2018年1月から7月までに持ち込まれたプラスチックゴミは71万トンで、前年同期の3倍以上に膨れ上がってしまいました。政府は違法な埋め立て、焼却をした150以上の業者を摘発し、輸入許可の基準も厳格化しましたが、違法処理をする業者は消えず、環境汚染や健康被害が後を絶ちません。北西部ケダ州のスンガイパタニでは近年になってぜんそくが急増し、医師によると、気管支炎の急患は増える一方だそうです。

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「ゴミを受け入れる側にも問題がある」と言う人もいそうですが、経済格差などが原因で、受け入れざるを得ないような状況があることは否定できません。違法に処理することが前提となってしまっているような構造に問題があることは明らかです。

ゴミの受け入れ先の国が、必ずしもそれを適切に処理するための技術や人材を持っているとは限りません。ですから、最初から可能な限りプラスチックゴミを減らしている努力をすることが何よりも優先しなければならない解決策なのです。

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いかがでしたか?多くの日本人が、自分たちが消費しているプラスチック製品がどこへ行き着くのかほとんど意識しないで豊かな生活を享受しています。カナダが2021年から使い捨てプラスチックを禁止すると発表しましたが、日本も、周辺の国を苦しめないように、プラスチックを減らしていかなければなりません。ビニール袋を断る、ペットボトルを使わないなど、できる範囲のことでも、変えていく意識を持てば、きっと未来はより良くなるはずです。ぜひシェアしてくださいね。

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