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DIY

ロンドン名物赤い二階建てバスを改装して暮らすカップル

英国のカップル、チャーリー・マクビカー(26)とルーク・ウォーカー(27)は夢の新居を手に入れました。彼らの家はかつてロンドンの街を走っていた赤いバス。今や2人のドリームハウスとなった「バスの家」をご紹介しましょう。

チャーリーとルークは、初めての家を探すにあたって、ローンに縛られたり、高い家賃を払うのは嫌だと最初から考えていました。「旅行が大好きなので、いつでも帰ってこられる生活の拠点が欲しかったのです」と、柔軟性を重視する若い2人は語ります。

チャーリーの父親がエセックス州の土地を月々のわずかな家賃で提供してくれることになったため、2人はそのスペースをどう使うかを考えました。「最初はキャンピングカーと輸送用コンテナ、どちらを選ぶかで迷っていたんです」とチャーリー。

最終的に2人が選んだのはロンドン名物の赤い2階建てバス。古いバスを格安で手に入れることができたチャーリーとルークは、自分たちの夢を実現するために改装を始めました。そして、知人たちの協力もあって、バスはイメージ通りの新居に生まれ変わったのです。

2人がこのバスを手に入れたのは2017年。2,920ユーロ(約40万円)という破格値で購入しました。その後の改装費用は17,500ユーロ(約2300万円)です。

Instagram/doubledeckerhome

最初の課題はバスから座席を取り外すことでした。

改装前、チャーリーはドライバーを手にしたことすらなかったと言います。「二人とも事務職が中心で、DIYの経験もなかったので、改装をすべて自分たちですることはできませんでした」とチャーリー。

結局、お手上げだった配管や複雑な大工仕事、電気工事などはプロに依頼しましたが、その分素晴らしい仕上がりになり、2人は満足しています。改装期間は約1年。若いカップルは2018年から改装した2階建てバスに住んでいます。

1階には広々としたキッチン、トイレ、デスク、客間としても使えるリビングがあります。

キッチンには、生活に必要なものを収納できるスペースがあります。

バスの状態が良かったこともあり、1階の改装には大きな問題もなく、スムーズに進みました。

トイレはこちら。とても小さいですが、二人には十分な広さです。

上階は床が少し湾曲していたため、バスタブやベッドなどの家具を特注で製作する必要がありました。

寝室には大きなダブルベッドを設置。

チャーリーとルークが特に気に入っているのは、オープンワードローブを備えたドレッシングルームです。

独立型バスタブからの眺めは最高です。

窓が多いため冬は暖房が大変です。そこでチャーリーとルークは最近、新しいヒーターを導入しました。リビングルームには薪ストーブも設置しています。

チャーリーとルークは2階建てバスを池の前に停めました。

敷地内で飼っている2匹のヤギ、モンティとダーウィンも、のどかな雰囲気に一役買っています。

屋外スペースも2人のアイデアでデザインされています。ここで静かに日光浴をしたり、友人と素敵な夏の夜を過ごしたり、映画を見たりして過ごすそう。

チャーリーとルークは、バスでの生活とそこでの自由を満喫しています。「これ以上望めないほど最高の家」とチャーリーは言います。

Instagram/doubledeckerhome

ロンドン名物の2階建てバスを家にしてしまうなんて驚きです。これからは「家」の形に縛られず、自由な発想で暮らす人が増えるのかもしれませんね。

インテリアデザインのアイデアや印象的なリノベーションの写真をもっと見たい方は、こちらの記事もご覧ください。

出典: boredpanda

プレビュー画像:© Instagram/doubledeckerhome