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この7つの失敗は冷凍庫のある人ならおそらくみんなやったことがある

日々、何気なく使っている便利な冷凍庫ですが、特に肉やソーセージ、魚などを凍らせた場合は、解凍するときに注意が必要です。きちんとした解凍の仕方を知らないと、冷凍焼けを起こして味が落ち、食中毒の危険もあります。この記事では、見落とされやすい解凍の7つの注意点、そして品質や風味を落とさずに解凍するためのコツをご紹介します。

1. 常温解凍は避ける

肉やソーセージ、魚などを解凍する場合、常温(室温)解凍は避けましょう。常温だと細菌が急速に繁殖し、食中毒の危険があります。冷凍した肉や魚は一晩かけて冷蔵庫で解凍するのがベストです。速く解凍したい場合は、冷たい水(氷水)につけて解凍すると、水は空気よりも熱伝導率が高いので時間を短縮できます。

2. 大きなかたまりで解凍しない

大きなかたまりは解凍に時間がかかります。面倒なだけでなく、すでに解凍された部分に菌が繁殖する危険も伴うので、大きな食品を解凍するときには十分注意しなければなりません。最初から小分けして平らにして冷凍することをお勧めします。

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3. 急速解凍は避ける

お湯につけるなどして、温度を上げて急速に解凍すると、肉汁が組織から逃げて、肉が固く乾燥してしまいます。冷蔵庫内での解凍がいいのもそのためです。

4. 霜による水分

冷凍食品の水分が蒸発して霜ができると、解凍するときに水が出ます。解凍により出た水には細菌が含まれているため、肉や魚をつけないようにしましょう。霜がついている場合は、霜をできるだけとって、解凍する食品をザルのついたトレーに置くといいでしょう。

冷凍にかかる時間が長いほど霜がつきやすいため、できるだけ急速に冷凍することが重要です。急速冷凍して食品から失われる水分量を最小限に抑えれば、冷凍焼けを防ぐことにもなります。肉や魚は、冷凍庫の下の方にある急速冷凍ゾーンに入れましょう。急速冷凍機能があれば、使ってください。

冷凍食品を購入したときは、冷凍庫に入れるまで保冷し、その間に溶けないようにしましょう。溶け出したものを再冷凍すると、冷凍焼けが起こりやすくなり霜も増えます。

5. 食材を水で直接洗わない

生肉や生魚を直接流水で洗ってはいけません。水しぶきのせいで、雑菌が台所中にまき散らされてしまいます。水につけて冷凍肉を解凍したい場合は、未開封の袋に入れたまま解凍しましょう。解凍した後は、キッチンペーパーでさっと水分をとり、結露を防ぎます。

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6. 容器を洗浄する

肉や魚を品質を損なうことなく解凍できたら、使用した容器などを十分に洗浄し、少なくとも60°C以上で殺菌してください。

7. 再冷凍はしない

解凍した材料は、できるだけ早く調理し、再冷凍は避けるべきです。もし再冷凍したい場合は、しっかり火を通してから、改めて冷凍保存しましょう。

Freezer

肉、ソーセージ、魚などは、解凍の仕方によってダメージを受けやすいデリケートな食品ですが、品質の低下が少ないパンや野菜、果物なども、冷凍や解凍に際してはいくつかの注意が必要です。

  • 冷凍していても、長期間保存すると、食品の品質は変わっていきます。美味しく食べるには冷凍期間は2週間を目安にしてください。

  • 冷凍した食パンは、常温で解凍し、200°Cのオーブンに10分から15分入れます。ちなみに、逆の方法でも大丈夫です。オーブンで焼き色をつけてから中を解凍するのです。ただし、解凍は必ず常温で行いましょう。そうしないと、外がしっとりして中がパサパサになってしまいます。

  • 果物や野菜の歯ざわりとおいしさを保つには、ゆっくりと時間をかけて解凍する必要があります。もちろん、コンポートやジャムなどに加工したい場合はそのままで大丈夫。ケーキなどに果物をのせて焼く場合も、冷凍した状態の果物を焼いたほうが、ケーキが水っぽくならずにうまくいきます。

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冷凍庫が実際に近代文明を確立したかどうかはさておき、食品の冷凍が実用的な発明であることには疑いの余地がありません。食品のおいしさと栄養を長く保つには、冷凍庫の賢い使い方を知っておきましょう。こちらの記事では、冷凍庫の使い方のコツをご紹介しています。

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