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キッチン

まな板についたニンジンの色移りを取る方法

季節を問わずスーパーで買え、サラダにスープ、またカレーなど、色々な料理に使えることから、家庭で登場回数の多いニンジン。

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でも、ニンジンを料理した後、まな板にオレンジ色が移ることがありますよね。しかもこの色移りは、食器用洗剤で洗ってもなかなか色が落ちない頑固モノでもあります。

漂白剤を使えば色移りをキレイに落とすことができますが、毎回ニンジンを切った後に漂白剤で落とすのは手間がかかってしまいます。

そこで今回はまな板やおろし器などの調理器具についてしまうニンジンの色素をキレイに落とす簡単な方法をご紹介。ニンジンの色素が持つ性質を利用すれば、実は簡単に落とすことができます。

調理器具についたニンジンの色素を落とす方法

まな板についたニンジンの色素を落とすのに使うのは、調理に使うサラダ油

ニンジンのオレンジ色の正体はβカロチンという栄養素で、強い抗酸化作用を持つ栄養素として知られています。このβカロテンは、カロテノイドと呼ばれる色素の一種で、油に溶けやすく水に溶けにくい脂溶性という性質を持っています。そのため、油を使う事でまな板などの調理器具についた色を落とすことができるのです。

油を使って色移りを落とす方法は以下の通り。

  1. まな板やおろし器など、色が移った箇所に油を数滴たらし、馴染ませます。
  2. その後、食器用洗剤を数滴たらしていつものようにスポンジを使って洗い流します。

ニンジンのオレンジ色で知られるβ-カロテンは、他にもほうれん草、かぼちゃ、パプリカなどの緑黄色野菜に多く含まれています。そのため、ニンジン以外にもほうれん草を切った時に着く緑色の色移りも油を使って落とすことができます。

野菜の色素が持つ性質を利用した簡単・手軽なお掃除方法。みなさんもぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎flickr/pussreboots

出典:おやこのくふう