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ヘルスケア

昔の女性たちが使っていた実に奇妙な妊娠検査5選

妊娠している?していない?女性にとっては重大な問題です。

そんなとき、現代の私たちは薬局やドラッグストアで妊娠検査薬を買って、簡単に調べることができますし、病院で検査をすればさらに確実です。でも、ひいおばあちゃんの時代にはこのような医学の進歩の恩恵を受けることはできませんでした。

妊娠を確実に証明する科学的な方法が確立されたのは1920年代後半。それまで、そしてその後もかなり長い間、妊娠の可能性を調べるために色々な方法が用いられてきました。なかには、現代の私たちが驚くような奇妙な方法も。

その多くは、女性たちが自分たちで編み出し、クチコミで広まった方法。実は世界では、今でもこうした自家製検査を使っている人たちもいるそうです。

かつて自家製の妊娠検査として使われていた驚きの方法をご紹介します。

1. 尿+冷蔵庫

妊娠を証明する最も簡単な方法として人気だったのが、グラスやマグカップに朝一番のおしっこを入れ、冷蔵庫や地下室など涼しい場所に一晩置くというシンプルな方法。翌朝、尿の上に白い泡ができていれば、陽性とみなされました。

2. 尿+歯磨き粉

尿中の妊娠ホルモンHCGは歯磨き粉と混ぜると反応して泡立ち、青っぽくなるという説があります。つまり、朝一番の尿に歯磨き粉を入れて混ぜて、反応があれば妊娠しているということです。

© Pixabay / stevepb

3.尿+漂白剤

妊娠を確認するために尿に漂白剤を混ぜた女性もいました。尿が濃いオレンジ色になり、泡立ち始めれば、陽性と判断したそうです。

注:他のテストについては化学実験のようで楽しいかもしれませんが、このテストは危険です。漂白剤と尿を混ぜると、塩素ガスが発生し、目や皮膚を刺激します。実際には行わないでください。

4. 尿+砂糖

もう1つの風変わりな妊娠検査は、砂糖を使った方法。清潔なグラスに、砂糖と朝の尿を同量入れます。20分後に砂糖が溶けていれば、その女性は妊娠していません。しかし、砂糖がグラスの中で固まっていれば、妊娠の兆候ありと考えられます。

5. 尿+ツナ+酢

だんだんとお料理レシピみたいになってきましたが、ツナ缶と酢も妊娠検査に使われました。ツナと酢を混ぜ合わせたものに少量の尿を加えて、かき混ぜます。混合物が緑色に変われば妊娠の兆候とされました。

6. 世界最古の妊娠検査

歴史に残る最初の妊娠検査は、紀元前1350年頃のパピルス文書に記載されています。それによると、小麦や大麦の種に尿をかけることで妊娠を検出できると書かれています。種子が発芽すれば、妊娠が確認されます。1960年代になって、この説には少しばかりの真実が含まれていることが判明しました。研究で「エストロゲン濃度の高い妊婦の尿で穀物の種の発芽が促される」ことが分かったのです。

© Pixabay / Greyerbaby

今となっては、トンデモに思える方法ばかりですが、当時の女性にとっては確信を得るための必死の解決策だったのでしょう。もちろん、こうした検査方法で妊娠を確実に判断することはできません。現代のように、安価で簡単に確実な妊娠検査ができることは実はとてもありがたいことなのですね。

出典: comment-economiser , enjoymomlife , mta-dialog , muvs , familie

プレビュー画像: © Pixabay / GreyerbabyShare