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ヘルスケア

喉のイガイガや咳を和らげる|パイナップルのすごい酵素

風邪をひいた時の症状の一つとして現れるのが、喉のイガイガやそれに伴う咳です。また、そろそろ本格的になる花粉症シーズンですが、花粉症で喉の痛みやかゆみと言った症状に悩まさている人もいるのでは。

このような喉の不快感や咳を治したい時に、おすすめなのがパイナップルです。のど飴やハチミツ大根といった定番ケアももちろん有効ですが、この記事ではパイナップルが持つ酵素の驚くべき作用や期待できる効果ついてご紹介します。

喉の不快な症状にパイナップルがいい理由

・パイナップルの持つ酵素「ブロメライン」
パイナップルを食べた時、ピリっとすることがありますよね。中にはそれが苦手な人もいるかもしれません。このピリっとする原因は、パイナップルに含まれるブロメラインと呼ばれる酵素の働きによるもの。


このブロメラインという酵素はタンパク質分解酵素として知られていますが、抗炎症作用も持っています。そのため、喉の痛みや咳、炎症によって腫れた気管支の腫れを軽減する効果を期待することができます。

さらに、咳だけでなく痰がひどい時にもパイナップルはおすすめ。というのも、ブロメラインは、タンパク分解酵素でもあることから痰を分解し、排出しやすくしてくれます。

そのため、喉がイガイガして辛い時、パイナップルを口にすることでその症状の緩和につなげることができます。さらに嬉しいことに、パイナップルによる鎮静作用には即効性があることから、すぐなんとかしたい!という時におすすめです。

パイナップルなら副作用への心配もなく、咳止め薬や花粉症の薬よりも体に優しい天然の治療食として利用することができます。

では、パイナップルをどのように摂取すると効果的なのでしょうか。

パイナップルの効果的な摂取方法

パイナップルの持つ酵素ブロメラインは、生のパイナップルの果実に含まれています。60度以上の加熱で壊れてしまうので、生のままデザートなどとして食べるのが効果的です。

そのため、濃縮還元タイプのジュースなどでは効果を期待することはできません。

ジュースで利用したい場合は、生のパイナップルをブレンダーでジュースにするか、加熱していないストレートタイプを利用するようにしてください。


生パイナップルを手に入れるのが難しい場合、冷凍パイナップルもおすすめです。ブロメラインの働きは冷凍されると一度停止しますが、その後自然解凍されることで活性がよみがえります。生のものが手に入りにくい時や、反対に生のパイナップルが余ってしまう時は、冷凍パイナップルの利用がよさそうですね。

また、生のパイナップルは食べすぎると、果糖が多く糖分の取りすぎになってしまいます。食べ過ぎないように気をつけてください。

パイナップルのその他の健康効果

パイナップルには、ブロメラインだけなくその他にも体に嬉しい栄養素が多く含まれています。

  • ビタミンC:ビタミンCは風邪のウィルスを退治する免疫細胞を増やしてくれます。
  • マグネシウム:マグネシウムは、カルシウムの吸収、炭水化物や脂肪の代謝を促して、神経の機能を高めながらストレスを抑制する働きを持っています。片頭痛持ちという人は、マグネシウム不足なことも多いと言われています。
  • 食物繊維:食物繊維が豊富なため、便秘を予防、改善してくれます。
  • カリウム:体内の余分な水分を体外に排出し、むくみを解消する効果があります。
  • βカロテン:βカロテンからつくられるビタミンAの抗酸化作用は、アンチエイジングに効果的。肌を美しく健やかに保つ働きをしてくれます。

風邪や花粉症で起こる喉のイガイガからくる咳や痰。天然のおいしい薬になってくれるパイナップルが役立ちそうです。

プレビュー画像:©︎Twitter/mococo321
出典: 食材時点.com, ふるさと納税DISCVOERY,