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ヘルスケア

おへその形から読み取る腸内環境

食べ物の消化吸収や老廃物の排出だけでなく、人間の体にある免疫の約6割が集中していることから、最大の免疫機関と言わる腸。

腸内環境が悪化してしまうと、免疫機能が落ち、さまざまな病気にかかりやすくなると言われてます。また、腸は脳の次に神経細胞が多く存在することから「第二の脳」とも呼ばれ、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約95%を作り出すほど。そのため腸は私たちの心と体の健康の鍵を握る大切な器官と言えます。

昨今は腸活ブームと言われ、発酵食品が注目されたり、最近ではヤクルト1000が大人気になったりと、腸内環境を気にかける人が増えています。

でも、いくら腸に良いとされるものを摂取しても、腸がそれらの栄養を本当に吸収できているかどうか、腸内環境が良好なのかどうか、自分ではわかりづらいものです。そこでこの記事は、腸内環境をセルフチェックできる簡単な方法や不調の原因となる下がり腸についてご紹介します。

現代人に多い「下がり腸」とは

6〜8mにも及び食べ物の消化吸収をになっていると言われる小腸は、体内で実は「浮いている状態」と言われています。また、大腸は左右の縦ライン(下行結腸・上行結腸)に支えられて四角い形をしています。しかし、腸内環境が悪かったり、便秘により老廃物がたまりがちだという人は、大腸と小腸が浮腫んでいたり、重みにより下がっている状態であることが多いのだそうです。また、猫背などの姿勢の悪さや筋肉の衰えも腸を下げてしまうことにつながります。この状態は下がり腸と言われ、体にさまざまな不調をもたらすと言われています。

下がり腸がもたらすデメリット

腸の下には、脚を支える大きな血管や女性の場合は子宮があります。しかし、腸が下がってしまうと、これらを圧迫し血流が悪くなり、下半身のむくみ、生理痛や生理不順、ぽっこり下腹の原因になってしまいます。また、腸が下がってしまっている状態のため、便が通過しにくく排便時に腹痛を伴ったり便秘をしやすくなります。

さらに、大腸は消化管で全体につながっているので、大腸が下がれば全体が下に引っ張られて下垂し、老けた印象にもつながってしまうのです。

自分でできる下がり腸チェック

体の不調につながってしまう下がり腸は、「おへそ」の形を見ることでセルフチェックをすることができます。どんな形が下がり腸と関連しているのでしょうか。

・おへそが縦長のアーモンド型

おへそは縦が正しい形と言われており、へその緒の切り方で形は代わりますが、だいたい縦向きの場合は、腸が下がってない状態です。

・おへそが横長でつぶれている

体内で腸が下がっている状態だと、お腹も下に引っ張られるので、おへその形は横長につぶれてしまいます。そのため、横長のおへその場合は、下がり腸の可能性が高いと言われています。

下がり腸を改善するには

下がり腸を改善するには、腸周りの筋肉を鍛えるといいとされています。気軽にできるのが、鼻から5秒かけて吸い、口から10秒かけて吐き出すという簡単な呼吸法です。ゆっくりと深呼吸をすることで横隔膜が動き腸の動きが活発化されます。

また、猫背気味という場合は、お腹とお尻を引っ込めるように力を入れることで、自然と骨盤が立ち上がり腸が下がるのを防いでくれます。

うんち記録アプリで知られる「ウンログ」のYouTube「ウンTube【食べて、やせる!よくばり腸活】」では、下がり腸を改善するための腸もみマッサージも紹介しています。気になる方はぜひこちらも一緒に実践してみてください。

食物の消化吸収だけでなく、免疫力アップや疲労回復、メンタル面にも影響を及ぼす腸内環境。まずは鏡の前でおへそをチェックしてみてください。

腸内環境については、こちらの記事でも紹介しています。

プレビュー画像:©︎Pinterest/thealternativedaily.com

出典:EPARK, Agelessホーム