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DIY

腐り倒れそうになっていた樹齢110年のポプラ しかし伐採する代わりに家主が作ったものを見て 近隣住民は思わず息をのんだ

アメリカ・アイダホ州で司書として働くシャーローリー・アーミテージ・ハワードの家の庭には、古くて大きな木が1本立っていました。それは樹齢110年を超えるポプラの巨木でしたが、ある日この木が腐りはじめていることにシャーロリーは気づきます。

木を伐採することも、家族と相談しましたが、「それでは木がかわいそう」だと考えたシャーロリーは、ある画期的なアイデアを思いつきます。それは…

そうです!シャーロリーは腐った木の内部をくり抜いて、ポプラの木を近所の住民たちが無料で利用できる「簡易図書館」にリメイクしたのです。シャーロリーはまず、木の上部を切り倒した後、屋根をつけて、木の中身をくりぬいた所に本棚を設置。

室内には照明も完備されており、図書館の入り口に繋がる小さな階段も設けました。

シャーロリーがポプラの木をリメイクする前に加入したのが、非営利団体「リトル・フリー・ライブラリー」(小さな無料図書館)。この団体は不要になった本の交換を推奨しており、近隣の住民は木の図書館にもう読まなくなった自分の本を置いて、代わりに読みたい本を無料で持ち帰ることができる仕組みになっています。

シャーロリーはこうした活動を通して「世界をより良い場所に変えていきたい」と語っています。古くなった木は多くの場合、ただ伐採されてしまうだけですが、こんなに素敵に生まれ変われたら、木もさぞかし嬉しいことでしょう。

プレビュー画像:©︎Facebook/Sharalee Armitage Howard