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お腹が張って辛い？怖い病気が潜んでいるかも？！
お腹が張って辛いことありますよね。お腹の張り（腹部膨満感）は、食べ過ぎや飲み過ぎで胃が膨らんだり、
でも日常生活で暴飲暴食などしていないのに、膨満感が長期間続くようなら、病気が潜んでいる可能性があります。腹部膨満の原因となりうる疾患についてご紹介します。
1. 過敏性腸症候群
過敏性腸症候群では、腸の機能に異常が起こり、腹痛、ガス、便秘、下痢、お腹の張りが長期間続く疾患です。ストレスが引き金となることも多く、めまいや頭痛などを伴う場合もあります。便秘や下痢が数ヶ月以上続く場合は、この疾患である可能性が高いと言われます。
過敏性腸症候群の原因のひとつに腸内細菌のバランスの乱れがあります。腸内細菌叢が乱れる原因には、抗生物質の服用、胃腸感染症、慢性ストレスなどがあります。また、小腸に細菌が過剰に存在する場合もあります。
この疾患の治療には、腸に有用なビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクスが推奨されます。プロバイオティクスは有害な細菌を排除し、望ましい細菌群を増加させることによってバランスのとれた腸内環境を促進します。プロバイオティクスは、特定の食品、栄養補助食品、または医薬品に含まれています。
2. 子宮内膜症
お腹の張りは月経中の女性によくみられる症状です。でも、もし2週間以上腹部の膨満が続いているなら、医師の診察を受けることをお勧めします。婦人科系では、膨満の原因として子宮内膜症が考えられます。
子宮内膜症は、子宮内膜の細胞に似た細胞が、骨盤、卵巣、腸、膀胱など、子宮以外の場所で増殖、剥離を繰り返します。この子宮内膜症病巣が遺存すると、月経出血の増加、月経間出血、腹痛および背部痛などさまざまな症状を引き起こし、腹部膨満感が続くこともあります。
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3. 食物不耐症
アルコール、コーヒー、砂糖、そして塩は腹部膨満を促進するため、摂取は控えめにしましょう。また、エンドウマメなどの豆類、タマネギ、芽キャベツなどの食品も腸内のガスの発生を促進するため、腹部膨満の引き金になる可能性があります。
腹部膨満のもう1つの原因は、グルテン、乳糖、フルクトースを含む特定の食品に対する不耐性です。食物不耐性では体は食品成分を十分に消化することができません。腸内の未消化の物質は細菌によって消化され、腸内で多くのガスが発生して腹部膨張を引き起こします。特定の食品を食べると体調が良くないと感じるなら、原因をはっきりさせるために、食事内容を正確に記録してみましょう。
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4. 加工食品
出来合いの食事は忙しい時には特に便利ですが、糖分と塩分が多く、保存料、人工香料、硝酸塩も含まれているため、消化しにくく、腹部膨満の原因になることがあります。カロリーゼロやライトをうたったソフトドリンクも、香味増強剤や人工甘味料が含まれており、過剰に摂取するとガスが発生することがあります。
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5. 早食い
時間に追われている人やストレスの多い人によくみられる早食い。栄養学者によると、食事には少なくとも30分はかけて、落ち着いて食べるべきなのだそうです。少なくとも、パソコンやスマホを見ながら食べるのはやめたほうがいいようです。食事中にプレッシャーを感じたり、脳だけ他の活動に従事したりするのは、心身に負担になり、その結果、消化不良やガスが発生することもあるのです。できるだけゆっくり噛んで、食事を楽しみましょう。
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お腹が張ることが多い人は、生活習慣を見直し、健康的な生活に変えていきましょう。バランスのとれた食事に気をつけて、十分な運動をすることで、多くの場合は改善します。それでもお腹が張っている場合は、湯たんぽでお腹を温めたり、アニス、フェンネル、キャラウェイなどのお茶も役立ちます。
腹部膨満感が長期間続く場合は、早めに病院に相談して原因を確かめましょう。
プレビュー画像：©︎flickr/Edward Russell
