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害虫対策

今すぐできる簡単害虫対策|ハチや蚊を寄せ付けない方法

夏になると気をつけたい虫刺され。夏は蚊だけでなくハチの活動も活発になるため、軒先に巣を作られてしまうと、ハチに刺されてしまう危険も高まります。また、キャンプやBBQで自然の多い場所へ出かけると、アブに刺されることも。

虫刺されは、かゆみだけでなく時には痛みをともない、さらには蕁麻疹などの症状や全身のアレルギー反応であるアナフィラキシー・ショックを起こす可能性もあり、注意が必要です。

トンボの模型が虫を寄せつけない!?

夏の困った虫対策、ムヒなどの虫除けスプレーや蚊取り線香など対策がさまざまありますが、最近あるものが大活躍すると話題になっています。

それが、オニヤンマの模型です。

オニヤンマの模型
Twitter/kamata4510471

このオニヤンマの模型は、「おにやんま君」として2018年ごろに発売され、2年ほど前から釣り人の間で人気になっている虫除けグッズ。なんでも、このおにやんま君をつけていることで、渓流釣り中にアブなどの虫に刺されることがほとんどなくなったのだとか。

でも一体どうしてトンボの模型が虫除けになるのでしょうか。

捕食パワートップレベルの最強キラー「オニヤンマ」

日本に生息するトンボのなかでも10cm前後と最大の大きさを誇り、さらにその鬼のような怖い顔と黒と黄色の体の模様から名付けられたと言われるオニヤンマ。

日本全国に生息し、6月〜10月ごろによく見られます。見た目や大きさだけでも、かなりジャイアン感を醸し出すオニヤンマですが、見た目だけでなく生態もなかなかの強者ぶり。肉食のオニヤンマは、なんと空中を飛んでいる虫を食べてしまうのだとか。そのため、捕食パワーは他の虫が恐れる虫界トップレベルなのだそう。

オニヤンマはスズメバチがご馳走

そんなオニヤンマのご馳走はスズメバチと言われています。普段は蚊やアブなどの小型の虫を捕食しますが、スズメバチを見つけたら強力な顎と抜群の飛翔能力でスズメバチに背後から襲いかかり、いとも簡単にバリバリと食べてしまうそうす。

一度オニヤンマに捕まったら最後、手足にある無数の小さなトゲによってがんじがらめにされ、スズメバチの持っている毒針や大あごは封印されてしまうそうです。また、スズメバチだけでなく、ガやハエ、セミまでもが、その大きなアゴの犠牲になっていくことから、オニヤンマはほとんどの虫を食べることができるとも言われています。

さらに飛ぶスピードに至っては、最高で時速80㎞に達するともされ、他の虫たちにとってはたまったもんじゃない存在。出くわしたら最後、まさに「詰んだ」状態になってしまうことから、虫たちにとってはオニヤンマはできれば避けたい存在なのです。

釣り以外でも家の虫除けに効果を実感する人多数

虫界ヒエラルキーの中でもトップに君臨するオニヤンマ。この性質を利用し、オニヤンマの模型をつけることで、冒頭で紹介したように虫除けにつなげることができます。

さらに、アウトドアや釣りの時だけでなく、家に虫を寄せ付けたくない時にもその効果を発揮すると言われています。家の軒先や窓辺、またカーテンにつけることで、ハチが巣を作らなくなった、蚊が入って来なくなったとの効果を実感する人が多数、ネットでも話題になっています。

おにやんま君は釣具店やアウトドアショップなどで帰るそうですが、オニヤンマに似せた模型を自作しているという人もいます。

注意点:オニヤンマの模型はなるべく他の虫から目に付く見やすいところにつけるようにします。ただ、模型自体が見えなくなるとあまり効果がないので、暗い夜などは他の虫除け対策が必要になりそうです。

殺虫剤などを一切使わずにできる簡単虫除け対策。アウトドアに出かける時、子供と公園に遊びに行く時、さらに家の周りの蜂の巣対策など、幅広く活用できそうですね。

夏の虫対策は以下の記事でも紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

また、虫界のもう一人の伝説のキラー「アシタガ軍曹」についてはこちらの記事をごらんください。

プレビュー画像:©︎Twitter/miscellaneous_o
出典:生活110番, ホンシェルジュ, まめ