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Lifehacks

みんな知らないけどあえて調べようとはしない8つの素朴な疑問

日常生活でふと「なぜ?」と感じる素朴な疑問ありますよね。でも答えが分からなくても特に困らないので、つい見過ごしてしまいがち。そんなふとした疑問の答えをご紹介します。

1. なぜ炭酸飲料のペットボトルの底には足がついているの?

炭酸飲料のペットボトルは底の部分に厚みがあり、花弁のように5つか6つのでっぱった足がついています。これは炭酸ガスの圧力に耐え、膨張しても自立できるようにデザインされた形なんです。また炭酸飲料のペットボトルは内側からの圧力を均等に受けるように必ず円筒形をしています。

Sprite 6-Mix

2. 歯磨きをした後にオレンジジュースを飲むとマズいのはなぜ?

歯磨き粉に含まれるある成分が味覚を混乱させるためです。その成分とは歯磨き粉の泡立ちのもととなる界面活性剤「ラウレス硫酸ナトリウム」。この成分が舌に存在する味蕾に作用して、苦味を増長させ、甘みを感じる能力を抑えるのです。

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3. 接着剤が容器や蓋にくっつかないのはなぜ?

チューブに入った接着剤には溶媒として水が添加されており、固まらないようになっています。チューブから押し出され周囲の空気と接触すると、含まれる水分が蒸発して接着剤が硬化して接着するのです。ですから、空気に触れないように蓋をしていれば固まらず、くっつきません。

Super-Glue Accident

4. なぜ氷は滑りやすいの?

氷は、氷の温度が融点(0°C)に近い場合にのみ滑りやすくなります。氷は通常1つの水分子に4つの水分子が結合しています。しかし、融点に近い氷の表面近くでは、水分子は2、3個ずつでゆるく結合した状態で存在しています。このゆるい水分子は小さな球のように氷上を転がることができるため、氷の上は滑るのです。ビー玉で覆われたダンスフロアを想像してみるとわかりやすいかもしれません。

Slippery buggers

5. 真ん中の肘掛けは誰のもの?

新幹線や飛行機などの3人席では、真ん中2つの肘掛けを誰が使っていいのか迷いませんか?これについてはいくつかの見解があるようです。ひとつは真ん中の人が決めてよい、というもの。通路側の人は脚を伸ばすことができ、窓側の人は窓に寄りかかることができるが、真ん中の人だけが移動の自由がないので圧迫感を感じないように中央の肘掛けを使用させるべきだというのが理由です。他に、窓と逆方向にある肘掛を使うのがマナーという見解もあるようです。いずれにしても、お互い譲り合って気持ちよく使いたいものですね。

Müe, I feel your pain.

6. 猫はなぜゴロゴロと喉を鳴らすの?

猫を飼っている人なら必ず聞いたことがある「ゴロゴロ」音。多くの人が猫は幸せなときにのどを鳴らすと思っています。確かに猫はリラックスしているときに喉を鳴らすのですが、怪我をした時や病気の時、ピンチの時に鳴らすこともあるのです。実はゴロゴロ音の周波数は痛みを和らげ傷を癒す効果があることが分かっています。そのため、猫のゴロゴロは人間にも作用し、リラックス効果やストレス軽減効果があるという研究結果もあるのです。

purr

7. ハエはなぜ外に出ていかないの?

ハエは複眼なので明暗をよく見分けることができます。ですから、部屋を暗くすれば、窓を光源として認識し、外に出ようとします。ただ、外から空気が流れこむとハエは窓を避けてしまいます。ハエを外に出したいなら、部屋を暗くして窓を開け、うちわなどであおいで外に風を流すと飛んで行きやすくなります。

Fly On The Window

8. なぜウエディングドレスは白いの?

白いウエディングドレスについては、19世紀の英国ヴィクトリア女王が白いドレスを着て結婚式を挙げたのが始まりと言われています。それまでは上流階級の女性であっても結婚式にはカラフルなドレスを着用していました。その後、多くのハリウッド映画のおかげで、白いメルヘンドレスに対する女性の憧れはさらに高まり、生産が増えて、値段も手頃になり、多くの人が白いウェディングドレスを着るようになったのです。でも現代でも、中国やインドなど、ウェディングドレスは「成功と幸福を象徴する赤」が主流という文化もあります。

Kathleen trying on Wedding Dresses

身近な疑問ってかえって答えを知らないものですね。知っているとちょっとした雑学ネタにも使えそうです。

何世紀にもわたって考えられてきた謎のなかには科学的に解明されたものがあります。実は科学で証明されている素朴な疑問もあわせてご覧ください。

プレビュー画像: © flickr/Brent Moore