キッチン
捨てないで!パルミジャーノ・レッジャーノの皮の活用法
イタリアチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノ。イタリアを代表するこのチーズは、800年以上も昔から北イタリア特定の地域で作られ、現在ではイタリア・パルミジャーノ・レッジャーノ協会の厳重な検査のもと、約2年またはそれ以上の長い熟成に適しているものだけがパルミジャーノレッジャーノと呼ばれています。
熟成によってアミノ酸由来の旨味がぎゅっとつまったパルミジャーノ・レッジャーノは、香り高くコクのある味わい。おろしてパスタ、ピザ、グラタン、サラダ、スープなどに使われます。また、薄くスライスしておつまみとして食べるのも、贅沢な食べ方です。
ほどよい塩気とコクで、イタリア料理に欠かせないパルミジャーノ・レッジャーノは、少々値段は張りますが、一度使ってしまうとその味の虜になってしまいます。
イオンのイタリアフェアで30ヶ月熟成パルミジャーノレッジャーノ買ってチーズリゾット✨激ウマでした! pic.twitter.com/NuUAaz5E8E
— Jo Inomata (@Mcm88J) September 6, 2015
でも、パルミジャーノ・レッジャーノを使った時に最後の外皮の部分を捨ててしまっていませんか?
実は、この部分捨てるにはもったいない代物なのです!
余ったパルミジャーノ・レッジャーノの外皮の活用法
おろしたりスライスするうちに、最後2、3ミリになった外皮部分。
パルミジャーノ・レッジャーノ協会によると、パルミジャーノ・レッジャーノは添加物が一切使用されておらず、外皮にあたる表面にワックスなどは塗られていないとのこと。そのため皮も、軽く洗えばすべて安全に食べることができるそうです。
パルミジャーノ・レッジャーノの皮の活用方法は以下の通り。
スープやソースに旨みをプラスしてくれる
余った皮部分をスープやソースに入れるだけで、パルミジャーノ・レッジャーノの旨味がだし代わりとなって、味の深みやコクを与えてくれます。
スパゲッティに振りかけるパルミジャーノは、外皮の部分は硬すぎてコレまで捨てていた。ところがイタリア🇮🇹のスーパーで皮ばっかり売っていた。聞いてみるとミネストローネなどのスープに野菜と一緒に煮るとコクが出るらしい ‼️ pic.twitter.com/cAgyeaew5x
— Yukiko in Bdx (@yukikoinbdx) May 5, 2017
加熱しておいしいおつまみに
外皮部分を7mmぐらいの厚みで1.5cm角にカットし、600Wの電子レンジで1分ほど加熱、または200°のオーブンで10分ほど焼けば、塩っけ具合がちょうどいいサクサクおつまみの出来上がりです。
パルミジャーノレッジャーノの皮の硬い部分の扱いが長年謎だったんだけど。一番外側だけ一ミリ削って、あとは一口サイズに切ってトーストで五分ほど炙ると、もきゅもきゅして美味しい! pic.twitter.com/UFYCvgXsuF
— さいとう (@ayako_0802) June 14, 2016
オリーブオイルの香りづけに
パルミジャーノ・レッジャーノの皮部分をオリーブオイルのボトルに数日漬け込んでおきます。すると、パルミジャーノ・レッジャーノの風味がついたオイルに。パンとの相性がバッチリだそうです。
スープストックに
野菜の皮などでつくるベジブロスにパルミジャーノ・レッジャーノの皮を入れれば、おいしいスープストックに。
800年もの伝統があるパルミジャーノ・レッジャーノ。捨てるところがない、というのも先人たちの知恵によるものかもしれません。おいしさを最後まで味わい尽くせるのは、嬉しいかぎりですね。
プレビュー画像:©︎Instagram/parmigianoreggiano.jp
出典:©︎Instagram/parmigianoreggiano.jp, eataly