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キッチン

捨てないで!パルミジャーノ・レッジャーノの皮の活用法

イタリアチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノ。イタリアを代表するこのチーズは、800年以上も昔から北イタリア特定の地域で作られ、現在ではイタリア・パルミジャーノ・レッジャーノ協会の厳重な検査のもと、約2年またはそれ以上の長い熟成に適しているものだけがパルミジャーノレッジャーノと呼ばれています。

Aging Parmigiano-Reggiano

熟成によってアミノ酸由来の旨味がぎゅっとつまったパルミジャーノ・レッジャーノは、香り高くコクのある味わい。おろしてパスタ、ピザ、グラタン、サラダ、スープなどに使われます。また、薄くスライスしておつまみとして食べるのも、贅沢な食べ方です。

Meatballs

ほどよい塩気とコクで、イタリア料理に欠かせないパルミジャーノ・レッジャーノは、少々値段は張りますが、一度使ってしまうとその味の虜になってしまいます。

でも、パルミジャーノ・レッジャーノを使った時に最後の外皮の部分を捨ててしまっていませんか?

実は、この部分捨てるにはもったいない代物なのです!

余ったパルミジャーノ・レッジャーノの外皮の活用法

おろしたりスライスするうちに、最後2、3ミリになった外皮部分。

パルミジャーノ・レッジャーノ協会によると、パルミジャーノ・レッジャーノは添加物が一切使用されておらず、外皮にあたる表面にワックスなどは塗られていないとのこと。そのため皮も、軽く洗えばすべて安全に食べることができるそうです。

パルミジャーノ・レッジャーノの皮の活用方法は以下の通り。

スープやソースに旨みをプラスしてくれる

余った皮部分をスープやソースに入れるだけで、パルミジャーノ・レッジャーノの旨味がだし代わりとなって、味の深みやコクを与えてくれます。

加熱しておいしいおつまみに

外皮部分を7mmぐらいの厚みで1.5cm角にカットし、600Wの電子レンジで1分ほど加熱、または200°のオーブンで10分ほど焼けば、塩っけ具合がちょうどいいサクサクおつまみの出来上がりです。

オリーブオイルの香りづけに

パルミジャーノ・レッジャーノの皮部分をオリーブオイルのボトルに数日漬け込んでおきます。すると、パルミジャーノ・レッジャーノの風味がついたオイルに。パンとの相性がバッチリだそうです。

スープストックに

野菜の皮などでつくるベジブロスにパルミジャーノ・レッジャーノの皮を入れれば、おいしいスープストックに。

800年もの伝統があるパルミジャーノ・レッジャーノ。捨てるところがない、というのも先人たちの知恵によるものかもしれません。おいしさを最後まで味わい尽くせるのは、嬉しいかぎりですね。

プレビュー画像:©︎Instagram/parmigianoreggiano.jp
出典:©︎Instagram/parmigianoreggiano.jp, eataly