キッチン
パスタを調理するときにやりがちな7つの間違い
パスタの調理は簡単と思われがちですが、ちょっとしたことで味や食感に違いが出ます。たとえば、パスタのお湯に油をたらしたり、小さな鍋で茹でたりしていませんか?
ここでは、パスタを調理する際に多くの人がやりがちな7つの大きな間違いをご紹介します。
間違い1:鍋の蓋を閉めたままにしておく
お湯が沸くまでは、鍋に蓋をしておきましょう。省エネと時間の節約になります。しかし、麺をお湯に入れたら、鍋の蓋を戻さないでください。パスタの味に影響はありませんが、蓋をしたままだと吹きこぼれてしまうのです。
蓋をせず、鍋の縁に木製のスプーンを置くとよいでしょう。スプーンがあれば、吹きこぼれを防ぐことができます。
間違い2:お湯が足りない
パスタを作るとき、鍋が小さすぎたり、鍋に入れる水が少なすぎる人が多いのです。鍋が小さかったり、お湯が少なすぎると、パスタが泳ぐスペースがなくなり、パスタ同士がくっついてしまったり、茹で具合が均一ではなくなったりします。必要なお湯の量は1人前1Lが目安です。
もちろん、パスタは必ず沸騰したお湯に入れ、差し水などもしません。
間違い3:塩が少ない
パスタを茹でるときに大切なのが塩加減。パスタに下味をつけることで、ソースとの一体感が生まれます。塩は1リットルにつき5〜10グラム。0.5%から1%が適量です。ちなみに小さじ1杯が約6グラムなので、大体1人前小さじ1杯と覚えてもいいかもしれません。
塩は鍋を火にかける時にいれましょう。そうすることで、塩がゆっくりとお湯にとけて、均一に塩味がつきます。
間違い4:お湯に油をたらす
パスタ同士がくっつかないように、茹でるときにお湯に油を入れる人がいますが、これは間違い。油分が麺を包み込み、滑らかな膜を形成し、かえってソースと麺がからみにくくなってしまいます。
油を入れなくても、茹でているときに、菜箸やパスタ杓子などで鍋の中のパスタを時々かき混ぜれば、パスタ同士がくっつくことはないでしょう。
間違い5:茹ですぎる
きちんと時間を計り、麺をお湯から出すのが遅れないように気をつけましょう。盛りつけた時に麺にほどよい噛み応えが残る「アルデンテ」が理想。表示時間より短めで1本取り出して味見をして、わずかに芯が残っている状態でザルに上げましょう。事前にザルを用意しておくと、注ぐときに時間のロスがありません。
間違い6:水で締める
茹で上がったパスタをうどんや蕎麦のように冷水でしめてはいけません。でんぷんが洗い流され、ソースがパスタにうまくくっつかなくなるからです。さらに、パスタが冷めるのも早くなります。
間違い7:茹で汁を捨ててしまう
茹で汁を捨てるのはもったいない!ソースと絡めるときにパスタの茹で汁を少量加えて、混ぜ合わせて、ソースを乳化させるのです。パスタに含まれるデンプンが乳化剤の役割を果たし、クリーミーさが加わり、ソースがまとまります。
ソースを先に作っておき、茹で上がった麺と茹で汁を加えて、さっと混ぜ合わせましょう。パスタがやわらかくなりすぎないように、手早く盛り付けて完成です!
この7つの失敗を繰り返さないようにすれば、食卓に完璧なパスタが並ぶはずです!
出典: t-online
プレビュー画像:©Flickr/David Prasar ©Pixabay/rkit