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Lifehacks

小さな子どもやペットがいる家庭は要注意!ペットボトルのラベルが誤飲の原因になってしまう

コンビニやスーパーで手軽に購入することができるペットボトル飲料は、特に暑い夏時期には外出先だけでなく自宅にいる時も利用頻度が高いですよね。普段何気なく手にとるペットボトル飲料ですが、小さな子供やペットがいる家庭ではペットボトルを扱う際にはあることへの注意が必要になると言われています。

それがラベルの誤飲。ペットボトル飲料についているラベルが?と思ってしまいそうになりますが、歯が生え始めた小さな子供や猫などのペットがラベルを食いちぎって飲み込んでしまうというケースが多く発生しているとのこと。

小さな子供の誤飲と聞くと、たばこやボタン電池、大人の薬、また子供の小さな玩具と言ったものがあげられますが、お菓子の包みやペットボトルのラベルなど「包み・袋」の誤飲も多く、特に0歳児ではこれらが誤飲事故で最も多いという結果が東京消防庁の調べで明らかになっています。

2歳の娘を持ち、育児漫画や育児情報を発信しているTwitterユーザーののんまる@2y育児漫画さん(@nonmaru915)は、娘さんがペットボトルのラベルを誤飲した時のエピソードを漫画にしてTwitterに投稿。ペットボトルのラベル誤飲の危険性や、誤飲予防を呼びかけています。

腹痛のためわずかの間トイレに行き戻ったら、娘の様子がおかしいことに気がついたのんまるさん。

Twitter@nonmaru915

Twitter@nonmaru915

声が出ていないことから、何かを誤飲したとすぐわかったというのんまるさんは口の中をすぐに確認。しかし異物は見つからず、喉の奥に詰まっているのではと考えたそうです。

Twitter@nonmaru915

そこでのんまるさんは、すぐに吐き出させるために1歳未満の乳児が誤飲をした場合の応急手当である背部叩打法や胸部突き上げ法を試み、必死に吐き出させようとしたそうです。

Twitter@nonmaru915

応急手当の甲斐あり、吐き出させることに成功したのんまるさんですが、吐瀉物の中から見つかったものは、小さなプラスチック片でした。それはなんと引きちぎられたペットボトルのラベルだったのです。

Twitter@nonmaru915

この思ってもいなかった誤飲に、のんまるさんは普段から出来ていたと思っていた誤飲対策がなっていなかったと震えたと言います。

Twitter@nonmaru915

それ以降、ペットボトルは買ったらすぐにラベルを剥がすようにしているというのんまるさんは、誤飲の予防を改めて読者に注意喚起されています。

Twitter@nonmaru915

のんまるさんの漫画にも記載があったよう、実際に子供や小さなペットのペットボトルのラベルの誤飲は多く発生しており、身近に起こり得る危険です。

もしプラスチックの破片などを誤飲をしてしまった場合は、体調に変わりがなければ様子を見て便から排泄されるのを待っていいそうです。一般に食道の通過を確認できれば大丈夫と言われています。しかし、数日中に便への排泄が確認できなければ病院を受診するようにしてください。

誤飲をしてしまった時、私たちはすぐに吐かせようと思ってしまいます。万が一、飲み込んだものが不明な時は、無理やり吐かせることが危険な場合もあります。マニキュアや除光液等など揮発性のもの、ボタン電池や小銭、尖っているアクセサリー、玩具や釘、また漂白剤など強い酸・アルカリの洗剤などは、吐かせることで逆に危険を伴うことがあります。すぐに救急外来を受診するようにして下さい。

Twitter@nonmaru915

また誤飲したものに関わらず、せきやたんが始まったり、顔色が悪い、呼吸がおかしいという場合も同様にすぐに医師の診察を受ける必要があり、意識がないという場合は直ちに救急車を呼ぶようにしてください。こちらではより詳細に対応方法が記載されています。

小さなお子さんや犬や猫などと言ったペットがいる家庭では、誤飲になりかねないものを扉のある棚にきちんと閉まったり、手の届かない場所に保管するなど注意をしていると思います。

しかし今回紹介したように、ペットボトルのラベルやお菓子の包みなど誤って口に入れたり、また歯が生え始めたばかりの小さな子供は好奇心から口に入れ、引きちぎって飲みこんでしまう危険が潜んでいます。厚みのあるタイプのビニールやプラスチック片では、小さな体の気道をふさぎ、窒息の危険性を伴うこともあります。

小さな子供やペットがいる家庭では、ペットボトルを利用する際はラベルをあらかじめ剥がしておくことで誤飲を防止することができます。日常生活での思わぬところに潜む誤飲のリスク、気をつけていきたいですね。また、休日や夜間の急な子供の体調不良の際は子ども医療電話相談事業(♯8000)、たばこや洗剤、電池など化学物質を誤飲した場合は 、中毒110番で相談し指示を仰ぐことができます。

誤飲に関する以下の記事もご覧ください。
豆類やナッツ類が及ぼす小さな子供たちへの危険
子供がボタン電池を誤飲してしまった時の対処法とは

プレビュー画像:©︎Twitter/9rnEAarx2LMCeF0