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おつまみやおやつに|ピーナッツが体に嬉しい理由

お酒のおつまみの定番とも言えるピーナッツ。小腹が空いた時におやつにつまむのもおいしですよね。でも、高カロリー・高脂質なピーナッツは食べたら「ニキビができる」「太りやすい」なんてイメージを持っているという方もいるのではないでしょうか。

そんなイメージとは違い、実はピーナッツには私たちの健康に嬉しい作用をたくさん持ち合わせている食材だったのです。もちろん、お酒との相性もばっちり。ピーナッツにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。

ピーナッツが持つ栄養素と体への嬉しい作用

  • 不飽和脂肪酸で生活習慣病の予防につながる

その名前からついナッツ類と思われてしまいがちなピーナッツは、実は豆科のピーナッツ。豆科でありながら、約半分を脂質が占めているピーナッツですが、その脂質のほとんどは不飽和脂肪酸と呼ばれる良質な脂質。不飽和脂肪酸の中でも、オレイン酸とリノール酸という脂肪酸が含まれ、これらは悪玉コレステロールの数値を下げ、血管の老化現象の一種である動脈硬化を防ぐ作用があると言われています。また、オレイン酸には身体を酸化から守る抗酸化作用もあります。

  • 食物繊維が腸内環境を整える

ピーナッツは食物繊維を多く含んでいることから、便秘などの症状に悩んでいる人にもおすすめです。腸内環境を整えることは、免疫力アップだけでなく、肥満予防や認知機能の維持などにもつながっていくと言われています。また、食物繊維は善玉菌のエサとなって腸内環境を整えるだけでなく、食後の血糖値の急上昇をゆるやかにする働きもあり、太りにくい食材。糖尿病予防になるだけでなく、ダイエット時のおやつとしてもおすすめです。

  • ポリフェノールで老化対策

ピーナッツの 薄皮にはポリフェノールの1種であるレスベラトロールという成分が含まれています。このレスベラトロールは強い抗酸化作用を持ち、老化を招くと言われる活性酸素の悪影響を抑える働きがあるそうです。その他にも、血行促進やメタボ予防、美肌効果などが期待できます。

  • ビタミンやミネラルが豊富

ピーナッツには、むくみや脂質の代謝にいいとされるカリウムやモリブデンのほか、ビタミン類も豊富に含まれています。特にナイアシンと呼ばれるビタミンB3は、肝臓の働きを活性化させ、アルコールの分解と、分解後に発生するアセトアルデヒトの分解を助ける働きを持っています。そのため、お酒のおつまみにピーナッツを食べることで、二日酔いの予防をすることができるのです。また血行促進や血管の老化を防ぐビタミンE、エネルギー代謝を助け疲労回復に効果のあるビタミンB1 などが含まれています。

さまざまな栄養が含まれ体に嬉しいピーナッツですが、食べ過ぎには注意が必要です。1日に食べる最適な量は20〜30粒ほど。バターピーナッツや塩味がついたものよりも、薄皮付きの素焼きがおすすめです。

実は意外と太りにくく、体にいいピーナッツ。寒くなり活動量が減ってくる今からの季節、おやつに、おつまみに、活躍してくれそうですね。

プレビュー画像:©︎Twitter/ChicoUrchin