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Lifehacks

ラップでおにぎり握るの もうやめない? 健康のため 環境のためを思うなら この方法がオススメ!

食材を長持ちさせるのに欠かせないアイテムといえば食品用ラップですが、お皿にかけて冷蔵庫で保存したり、そのままレンジでチンすることもできて、とても便利ですよね。

しかし近年、ヨーロッパやアメリカで、この食品用ラップの使用を制限しようという動きが高まってきています。その理由の一つが、健康に関する懸念です。日本のスーパーで売られている食品用ラップの原材料は、大きく分けて次の3つが存在しますが、これらの原材料で作られた食品用ラップには、成分が熱で溶け出してしまうことがあるという決定的な弱点があるのです。

1.ポリ塩化ビニリデン (PVDC)家庭用
2.ポリ塩化ビニル (PVC)業務用(お惣菜など)
3.ポリエチレン(PE)家庭用

ラップの耐熱温度はPVDCで140℃PVCで130℃PEだとわずか110℃で、油性の強い食品(肉、魚、天ぷら、コロッケなど)を直接ラップに包んだまま加熱すると高温になるため、耐熱温度を超えてしまい、ラップが食品に溶け出してしまうことがあるのです。

また、ポリ塩化ビニル(PVDC)のラップにはアジピン酸ビス(DEHA)と呼ばれる可塑剤(柔軟性を高める物質)が含まれていますが、この有機化合物が人間の健康に与える影響については、まだハッキリとしたことが分かっていないのが現状です。

しかし、ラップでおにぎりを握ったり、ラップに包まれたままの食品をチンするなど、日常的に可塑剤を含むラップの使用を続けた場合、人体になにかしらの悪影響が表れる可能性は否定できません。さらにWTO(世界保健機関)はPVCやPVDCを焼却処分すると、ダイオキシンという発がん性物質が発生することに警鐘を鳴らしています。

健康に関する懸念の他にも、環境に対する配慮もまた世界中でラップの使用を制限する声が高まっていることの原因の一つです。食品用ラップを使っては捨てる、そしてまた新しい商品を購入する…この消費サイクルが持続的でないことは誰の目にも明らかです。

それならリサイクルすればいい」と思う人もいるかもしれませんが、薄く可塑性の高い食品用ラップはリサイクルが難しいのが現状です。また理論上はリサイクルが可能だとしても、実際は食品の汚れなどが付着していることがほとんどでリサイクルされない場合が多く、たとえできたとしても採算が取れないため、これまでは他のプラスチックゴミ同様、その多くがまとめてアジアの国々に輸出されてきました。

では、食品用ラップの代わりになる代用品には、一体どのようなものがあるのでしょうか?みなさんにオススメなのが健康に安全な素材だけで作られた蜜蝋ラップです。洗って繰り返し使えるうえ、抗菌性や保存性も抜群で、安全性の高いオーガニックな素材のみ使われているため、食材の保存に最適なのです。

こちらの動画でプラスチックの食品用ラップの代わりになる再利用可能な自家製蜜蝋ラップの作り方を紹介しています!ぜひご覧ください。