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Lifehacks

人間の顔を棚からひとつづつ取り出す日本人男性。それが何に使われるのか知ったら、驚かずにはいられない。

アニメやSF映画の世界では、主人公や悪役が顔にマスクを被って他人になりすます…というシーンが描かれることが少なくありません。見事な変装を暴きながらアニメの主人公が「ははは!」という大きな笑い声と共にアゴに手をかけ、笑いながらマスクを剥ぐ姿が目に浮かびますよね。しかし、人になりすますのに使えるレベルの「人面マスク」は、すでに空想の世界の物だけではないのです。

今、滋賀県に本社を置くREAL-f社が独自に開発した立体写真造形技術で作られた大変リアルな人面マスクが、ネットで話題を呼んでいます。この人面マスク、その名も「ザ・リアルフェイス」。まずこちらからロイター通信がTwitter上に投稿した動画をご覧ください。

いかがでしたか? 北川社長が手に握った仮面は、まさに彼の顔そのもの。毛穴や肌のシミ、目の毛細血管から虹彩に至るまで本人そっくりに再現されているのが見てとれます。

高画質の写真を仮面の上に3Dでそのまま転写する最先端技術のおかげで、まるで生きているかのような人面を作り出すことができるそうで、制作期間は最短で2週間、価格は1体目が30万円で、2体目からはお買い得の6万円とのことです。人の顔に似せて作るという意味では同じカテゴリーに部類されるであろう蝋人形が職人の手によって何ヶ月~何年もの制作期間を経て作られることを考えると、お手頃かつ短納期といえるのではないでしょうか。

将来的には素材をさらに柔らかいものにして、医療用器具としても販売していきたいそうですが、犯罪者によってセキュリティーを突破する目的で悪用される危険性も懸念されています。

Twitter@Reuters_co_jp

こちらの「100万円の超リアルマスクをでiPhoneXの顔認証ロックは解除できるのか!?」と題された動画でユーチューバーのマックスむらいさんは、スマートフォンに搭載された顔認証の安全性を検証しています。興味のある方はぜひご覧ください。

いかがでしたか?自分そっくりの顔のお面…。個人的には欲しいとは思いませんが、この技術が将来医療用、または人型ロボットの顔用に活用される日が来るのもそう遠くはないかもしれませんね。