ちえとくをフォローする

Lifehacks

離婚のもっともよくある理由10選 8番目は現代ならではで考えさせられる…

「死がふたりを分かつまで」と誓い合って結婚したカップルでさえも、いろんな理由で別々の道を歩む選択をすることはよくあること。離婚率は日本では1000人あたり1.81と世界的には低い方ですが、年代別に見ると最も離婚の多い世代は男女ともに30代で、2005年のデータでは30代の男性の離婚率は男性は8.1、女性は9.48でした。初婚年齢が20代後半であることから、結婚して10年以内に離婚している夫婦が多いようです。

gzhj

どんな理由で離婚に至っているのでしょう?最も一般的な離婚理由をご紹介します。

1. コミュニケーション不足

結婚するとパートナーと過ごす時間は増えますが、それは自動的に親密な時間が増えるという訳ではありません。友人と出かける時間や実家の両親と過ごす時間を優先するあまり、夫婦で出かけたり、楽しんだりする時間が減っていきます。子供が生まれれば、子供中心の生活になるため、だんだんとお互いに何を考えているのかわからなくなってくるのです。

2. 経済的な方針の不一致

恋人同士の頃は、なかなかわからないのが互いの経済観念です。お互いが共通の目的を持って貯蓄に励むのであれば良いでしょうが、明確な理由が理解できないと相手にとってはストレスでしょう。また趣味や娯楽が相手に理解されない場合、また度を超えている場合も不和につながります。

3. 愛情以外の理由で結婚した

Pixabay

結婚するのは愛情だけが理由ではないことは明らかですが、愛情が不在で、税金対策や家族からのプレッシャー、結婚しなくてはという強迫観念だけで結婚する人は離婚するケースが多いようです。結婚という目的は達成しても、愛情のない相手と一緒に暮らすのは苦痛でしかないことに気づいたとき、離婚しない理由はありません。

4. 親族と折り合いが悪い

以前は嫁・姑問題が離婚の大きな原因になっていたようですが、近年では夫と妻家族との抗争が激化しているようです。当事者の夫婦さえ幸せだったらいいじゃないと思いますが、結婚とは家族ぐるみのお付き合いの始まりであることも多く、お金も絡んでくると、相手家族の陰湿さが浮き彫りになってきます。また、結婚して初めてパートナーと実家の依存関係などが見えてくるのです。

5. 性的不調和

妻が夫からの性交渉を拒むタイプのセックスレスだけでなく、子供を望む妻からのセックス要求を夫が拒むタイプのセックスレスもあります。またお互いの性的嗜好が異なるということに気づいいたのに、問題を話し合おうとせず余計にセックスから遠のいていくのです。夫婦の関係を維持する上でセックスは大切な要素。恥ずかしがって会話を避けているうちにどんどん2人の距離が広がっていくのです。

6. 浮気

uti

どこからを浮気というかは、個人によって尺度が異なります。多くの異性と交友関係があるというだけで浮気とみなし相手に対する信頼を失ってしまう人もいます。逆に何度も繰り返し浮気されても、相手への愛情は変わらないという人もいます。大切なのはお互いでどこまで許せるのか、どこまでなら信頼を失わないのかをはっきりさせることでしょう。

7. ミッドライフ・クライシス 

40代から50代で、これまでの価値観が崩壊し拠り所をなくしてしまうミッドライフ・クライシス。子育てがひと段落し、経済的にも落ち着いて、ホッと一息いれるこの時期に、これまでの仕事、生き方、そしてパートナーに対しても疑問を持ち始める人が多いようです。若い恋人を作り熱をあげるのもこのミッドライフ・クライシスの特徴です。

8. ソーシャルメディア・ジェラシー

ハワイ大学とミズーリ大学が行なった研究によると、Facebookやその他のソーシャルメディアは3年以内の未熟な恋愛関係に悪影響を与えることがわかりました。3年以内の恋愛関係にありソーシャルメディアを使う人は、恋人のソーシャルメディア上の動きを観察し続ける傾向にあるそうです。恋人と知らない友人たちとの写真を見て嫉妬し、知らない友人からのコメントを見ては嫉妬…。実際に離婚の原因として挙げられるほど、多くの人がソーシャルメディア・ジェラシーを感じているそうです。

9. 心理的・肉体的暴力

1

相手のことをコントロールしたいという欲求が度を超えてしまうと、心理的・肉体的暴力につながります。夫婦は一心同体ではありません。相手の個性を尊重し、一個人として敬意を持って接するという態度が失われると、幸せな結婚生活は終わってしまいます。なんで私のことをわかってくれないのか、わかってくれて当たり前、と思ってしまいがちですが、夫婦といえど所詮は他人、親しき仲にも礼儀ありです。一度でも精神的・肉体的に傷つけるような言動をされたら、絶対に我慢してはいけません。

10. 精神異常 

ギャンブル、アルコール、買い物などの依存症、うつ病やその他の精神病は夫婦関係の大きな重荷になります。夫婦なのだから相手が病めるときは支えてあげようと思いますが、精神的不調は支える側にも大きく影響を及ぼします。自分が支えてあげればなんとかなると思わずに、共倒れになる前に早めに専門家に相談し、治療を受けさせましょう。

離婚は大きな決断です。法的に完全に離婚するまで、長年別居し、お互いの考え方や人生観が変わったことで再び同居に至る夫婦も多く存在します。別居してもう一度よく考えてみることはとても大切ですが、心理的・肉体的に暴力を振るわれていたり、堪え難い精神的苦痛を感じていたら、苦しむだけの婚姻関係を続ける意味はないでしょう。離婚はタブーではありません。離婚してこそ幸せな人生のスタートを切ることができるという場合もあるのです。