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キッチン

冷凍焼けした肉をおいしく食べる方法

食費を節約しながら、賢く食材を使い切るのに便利な冷凍保存。安売りの日や仕事が休みの日にまとめ買いをして、小分けにしてから冷凍ストックしておくと、日々の料理時に便利です。

でも、バタバタした日々を送っていると、食材を使い忘れてしまい、特に肉を冷凍焼けさせてしまったという経験があるという方もいるのではないでしょうか。

そんな時、冷凍焼けしてしまった肉をそのまま調理して食べてもいいのですが、これから紹介する方法なら肉をおいしく食べることができます。

冷凍焼けした肉はコレを使って解凍

肉の一部が乾燥したようにパサパサする冷凍焼けした肉、悲しい状態ですが処分するのはもったいないし、そのまま食べてもあまりおいしくありません。

そんな時は、塩水を使った解凍方法がおすすめ。肉を塩水につけて解凍することで、乾燥してパサついた肉に浸透圧の影響で水分が戻り、ジューシーでふっくらとした肉を食べることができます。

塩水解凍の方法は以下の通り。

<塩水解凍の方法>

1.冷凍焼けした肉の重量を測り、同量の水と肉の重量の3%の塩をポリ袋に入れ、よく混ぜて塩水を作ります。

2. 1に冷凍焼けした肉を入れて、2〜3日冷蔵庫に入れます。

3.その後、塩水から取り出し水気を取って、いつものように調理すればOKです。

塩水解凍では、肉をふっくらさせるだけでなく、気になる匂いも解消されるそうです。また、塩水解凍の方法はひき肉以外の肉で利用することができます。特にトンカツ用やステーキ用の厚みがある肉の場合は効果が感じやすいそうです。

食品の冷凍焼けは、酸化を防ぐ真空状態での冷凍や、熱伝導率の高い金属製のバットを利用した急速冷凍、または酸化と乾燥を同時に防げる下味冷凍など工夫することで防ぐこともできます。

冷凍庫から使い忘れていた肉が出てきた、そんな時は今回紹介した方法を試してみてください。食品を無駄にすることなく、おいしくいただけるので、フードロスにも繋げていくことができます。

肉や魚の賢い冷凍保存については、以下の記事でも紹介しています。

鮮度を保って美味しさそのまま|肉や魚の賢い冷凍保存の方法

プレビュー画像:©︎Pinterest/Anni
出典:ESSE, トクバイニュース