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Lifehacks

炊飯器に牛肉を入れて、保温設定にする! 1時間後、フタを開けてみて思わず目を疑った。

パーティーやおもてなしにピッタリの料理と言えば、ローストビーフ。特別な食卓を演出するのに最適な一品ですが「中を赤く柔らかく仕上げるのは難易度が高そう…」なんて思っていませんか?実は炊飯器さえあれば、美味しいローストビーフが簡単に作れてしまうんです!

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今回は「牛肉は高くて手が出しづらい…」という人のために、牛肉の中でも比較的安いモモ肉を使ったレシピをご紹介します!炊飯器のほかにも、密封可能なフリーザーバッグのご用意をお忘れなく。

それでは作り方をご紹介します。まず肉に塩を振り、油を軽く敷いたフライパンで強火で周りを焼きます。軽く焦げ目が付いたら火を弱くし、皮の付いたままのニンニクを入れて一緒に炒めます。ローズマリーも一緒に炒めると、さらに香りが良くなります。全体に焼き色がついたら、肉をフライパンから取り出しましょう。

肉の温度がある程度下がったら、フリーザーバッグの中に肉をニンニクとローズマリーと一緒に入れます。水を張ったボウルなどにフリーザーバッグごと沈め、空気を抜いたら、バッグのファスナーを締めて下さい。フリーザーバッグを使えば、肉汁を閉じ込めて、風味を失わずにすみます。

空気が入っていると、その部分が調理されづらくなるので、出来るだけ念入りに空気を抜きましょう。

炊飯器にフリーザーバッグを入れ、約70度の湯を肉の塊が隠れるまで注ぎます。

それでは、炊飯器を「保温」にセットして下さい。古い炊飯器は保温にセットすると、だいたい70度位の温度に保たれます。このまま1時間ほど保温して下さい。この保温機能が、肉をゆっくりと、柔らかく調理する秘密です。調理例では、600グラムの肉を古い外国製の炊飯器で1時間保温しました。低温調理で肉の加熱具合が心配な人は、調理用温度計を肉の中心部に突き刺し、60度以上あることを確かめましょう。

最後に肉をフリーザーバッグから取り出し、スライスします。中に残っている肉汁は、ソースなどに使うと美味しく頂けます!

今回は筋を切るようにスライスすることが出来ませんでしたが、それでも低温調理のおかげで柔らかく出来上がっています。

こちらはローストビーフ丼としての盛り付け例です。タレは甘い玉ねぎとニンニクをすりおろして、醤油と酒、肉汁を加えて加熱したものです。

実はこの低温調理方法はフランスのミシュラン三ツ星レストランのジョルジュ・プラリュによりフォアグラのテリーヌの調理のため開発された真空調理法(cuisson sous-videを真似たものです。ミシュラン・シェフの調理法が、家で手軽に楽しめるなんて素晴らしいですね。

ローストビーフは冷めても美味しいので、パーティーなどの際、大変重宝します。低温調理なら外国産の安い肉でも柔らかく調理できるので、お財布に優しいうえ、通常の調理方法よりも美味しく頂けます。皆さんもぜひ、お試し下さい!