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その他の豆知識

日常に潜む異次元|リミナルスペース

リミナルスペースとは本来は建築用語で、廊下、階段、ロビーなどの、人を別の場所に移動させる的の間の事を言います。しかし、2019年頃あたりから、主に海外のインターネット上で日常の中の非日常という2つの相反する要素が両立する、奇妙で不気味な空間を指した言葉として使われるように。

その奇妙な空間とは、例えば駅や建物の連絡通路、放課後の学校の通路など、日中は人が行き交う場所なのに、夜中や早朝など人がまったくいなくなった空間を想像してみてください。いつもの場所のはずが、急に人がいなくなった途端、薄気味悪く感じたり、無機質すぎてゾッとするような場所だと感じることありませんか?

そんな日常に潜む奇妙な場所、見方によってはホラーになりうるリミナルスペース15をご紹介します。

1. デパートやショッピングビルの立ち入り禁止になっている階段

2. 人がいない地下鉄の駅

3.同じ景色が続くホテルの通路

4. 大雪の中、いつもと変わらず佇む公衆電話

5. 車が行き交う道路の高架下

リミナルスペース
Twitter/alexei101h

6. 空の駐車場

リミナルスペース
Twitter/alexei101h

7. 誰を照らすでもない証明が余計不気味な夜道

8. 客入りが少ないビルの高層階

9. 誰もいないゲームセンター

10. 人気のない昼下がりのマンション

11. 昼間とは違う顔を見せる団地の小道

12. 大都市の真下を通る地下道

13. 地下室

14. 声と気配だけどこからともなく感じそうなプレイルーム

15. 誰もいない駐輪場

人の気配がすっかりと消え去り、無機質になった空間に漂う異様な雰囲気。当たり前の場所が見せた思わぬ姿を発見したとき、私たちはそこがまるで異次元のように感じ、恐怖やなんとも言えない妙な気持ちを抱くのかもしれませんね。

以前紹介したリミナルスペース写真集はこちらから。
リミナルスペース:なぜだか不気味な場所の写真20枚

プレビュー画像:©︎Twitter/haniwaidomath , ©︎Twitter/derelictio