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キッチン

【塩水よりも長持ち】りんごの変色防止法

「一日一個のりんごは医者を遠ざける」と言われるほど、体にいいと言われるりんご。カルシウム・カリウム・食物繊維・鉄分・ビタミンCなどといった体に嬉しい栄養がたっぷりと詰まったくだものの王者です。

そのため、この季節はお弁当のデザートとしても登場回数の多いりんご。でもカットしたりんごは時間がたつと変色してしまうのが悩みの種。見栄えを気にしないのであれば、そのままお弁当箱に投入!と行きたいところですが、できるなら綺麗な色のままりんごを食べてもらいたいですよね。

りんごの変色防止には塩水に浸けるのがよく知られた方法です。でも、実は塩よりもあるものを使った方が、りんごの色をより長時間キープすることができることをご存知でしょうか。

りんごの変色防止には塩よりもはちみつ

りんごの変色防止に使えるあるものとは、はちみつ。はちみつを水に薄めたはちみつ水につけておくことで、りんごを長時間変色しないまま保管することができます

りんごが変色してしまう原因は、りんごが持つポリフェノール。このポリフェノールが空気に触れて酸化することで、りんごの表面が茶色く変化してしまいます。

りんごを変色させないためには、切ったりんごを空気に触れさせないようにすることが大切です。そのため、粘度の高いはちみつはりんごの表面をしっかり覆って、酸素に触れるのを防いでくれるのです

古くから使われてきた塩水にも、塩が含むナトリウムイオンがりんごのポリフェノールの周りをガードし酸化を防ぐという仕組みがありますが、粘度の高いはちみつを利用することで、変色してしまうのをより長い時間防ぐことができます。

また、塩水を使うと食べた時にほんのりと塩気を感じますが、はちみつだと味への影響もなく、美味しくりんごを食べることができます。

はちみつ水を利用したりんごの変色防止方法は以下の通り。

<はちみつ水を使ったりんごの変色防止方法>
1. 水1カップに対し、大さじ2のはちみつを混ぜます。
2. 切ったりんごをはちみつ水に2〜3分浸けて完了です。(時間のない時は30秒程度でも大丈夫です)こうすることで、1日以上りんごの色をキープできるそうです。

また、粘度が高いという場合では砂糖も同様にりんごの変色防止に利用することができます。この場合は、1カップの水に大さじ1杯の砂糖を入れて5~10分つけてください。ただ、りんごの色のキープ時間は、砂糖よりもはちみつの方がより長いそうです。

果糖やブドウ糖や酵素を含むりんごは、体や脳を動かすエネルギー源となったり、体の代謝を促してくれるのにぴったりの食べ物です。そのため、活動を開始する朝や活動量の多い日中、昼食やおやつに食べるのがおすすめと言われています。

はちみつ水なら、時間のない朝でも30秒〜2、3分ほどつけておくだけで変色防止の効果をしっかり得られるため、お弁当にりんごを入れるときはぜひこちらの方法を試してみてください。

注意:はちみつは乳児ボツリヌス症の恐れがあるため、1歳未満の乳児にりんごを与える場合は、はちみつ水を絶対に使わないようご注意ください。

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プレビュー画像:©︎Twitter/@tanappe
出典:トクバイニュース, 山形味の農園