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車の鍵は空缶の中で保管|今すぐできる車の盗難対策
ポケットや鞄に鍵を入れたまま、自動車のドアノブのボタンやセンサーに触れるだけでロックを解除できるスマートキー。さらに、スマートキーさえ携帯していれば運転席のプッシュボタンを押すだけでエンジンをかけることもできるという非常に便利なシステムです。
現在販売されている自動車の多くに採用されているスマートキーですが、その便利さのスキを突いた犯罪被害が発生していると言われています。
それは、スマートキーシステム搭載車を狙ったリレーアタックという車の盗難被害。
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— 自動車盗難情報局 (@jidousha_tounan) December 16, 2020
スマートキーと車両本体は、双方の電波を感知する送受信機を備えており、1台ごとに暗号化された固有の電波を識別することで、それぞれのキーを認識しています。スマートキーと車が半径1m以内に近づくと、スマートキーから出る微弱な電波を車両本体の送受信機が認識し、開錠や施錠などの指示に従う仕組みになっています。
また、スマートキーは車の盗難防止システムであるイモビライザーと呼ばれるセキュリティシステムと連動しており、本来は非常に高度な盗難防止機能を備えているものなのです。
なぜ盗難防止システムを備えたスマートキーが狙われてしまうのか
先にあげたリレーアタックとは、このスマートキーのシステムを逆手に取った方法。スマートキーから発信される微弱な電波を特殊な受信機を使用して拾い、その受信機を中継点としてさらに自動車へ電波を発信し、スマートキーから指示が来たかのように電波をリレーさせて車のロックを解除してしまうという方法なのです。ロックが解除された車は当然その電波を使ってエンジンを始動させることができ、車が持ち去られてしまいます。
このリレーアタック、犯人グループの一人が特殊な端末を持ちドライバーに近づき、電波をリレーして解錠するという方法もありますが、自宅の駐車場に停めておいた車が狙われるというケースも多発しています。家の玄関にスマートキーを置いていて、車庫が玄関の前といったケースでは、犯人グループが玄関前から端末を使ってスマートキーの電波を受信することができてしまうため、リレーアタックがしやすい状況なのです。
リレーアタック。この犯罪手法は広く知れ渡りました。車のキーを玄関に置くときは電波を遮断する特殊な容器に入れるか、遠ざけた場所に置きましょう。名古屋の知り合いにもこの手口でトヨタのアリストをやられた人物がいます。#リレーアタック #防犯 #一戸建て #車盗難 pic.twitter.com/S9RKsUxrpj
— 【住宅営業コンサルタント】家を売る人買う人双方へのお役立ち(主業務は住宅会社の営業コンサル) (@iezukuri21) October 13, 2020
リレーアタックによる盗難被害の可能性を減らすには
リレーアタックはスマートキーが発する微弱電波を利用した盗難方法。このため、盗難を防止には電波を遮断するという方法が有効です。
そこで簡単にできる対策が空き缶を使った方法。
リレーアタックによる車の盗難防止!
— タイガー秋 (@Tiger_Aki1964) February 13, 2019
海苔の缶に車のキーを入れて保管。
もちろんスペアーキーも。 pic.twitter.com/G1HLbudrT0
電波遮断のための専用ポーチなども販売されていますが、スマートキーの電波の遮断に手軽で最適なのが、お菓子などの空き缶です。金属製の缶に入れておくことで電波を遮断し、リレーアタックの防止を期待することができるのです。
車の盗難対策に電波遮断boxした?ちなみにこれは家の電波遮断box(ただの空き缶)。電池の持ちもよくなるしいいよ。車の盗難増えとるから、是非やってね!空き缶は100均にも売っとるよ! pic.twitter.com/KwViRHboVO
— しか (@takashizu0707) December 21, 2019
ただ、金属製の缶と言っても材質で電波の遮断効果が大きく変わってきます。お手持ちの缶で電波が遮断できるかどうかを確かめるために、スマートキーを缶に入れたまま、車に近づきロックが解除されるかどうか確認をするようにしてください。また、缶が丁度よく手元にない場合は、アルミホイルでキーを包んでおくと電波の遮断にも役立つそうです。
おはようございます。
— 山笑海笑 (@ossan_ninomiya) April 14, 2019
焼きおにぎりです。
…違います。
車の鍵はさして回す。というのは私も含めて認識が古いそうです。最近は電波で解錠、エンジン始動をするんだとか。
でもシステムを悪用したリレーアタックなる盗難犯罪が横行していて、鍵の保管も要注意。
アルミホイルで電波を遮断です(笑) pic.twitter.com/YvEYvAr7Pd
特に車のキーをいつも玄関に置いていたという方は、玄関に金属製の缶を準備し、そこに保管するようにすることをお勧めします。
その他の対策方法として、スマートキーから出る電波をオフにする設定があります。これはディーラーなどで設定をしてもらう必要があること、また電波がオフとなることでスマートキーのメリットがなくなってしまいます。しかし車種によっては微弱電波が飛ばない「節電モード」の設定が可能なものもあるので、この設定をしたい場合は乗っている車の取り扱い説明書を確認するようにしてください。
サービスエリアなどで車を停める際、トヨタ・レクサス車なら盗難のリレーアタック対策をした方が良いです。
— ドラヨス@ワンソクTube 20万人 クルマ買う系YouTuber (@phoshiaki) August 2, 2019
鍵を閉めた後、スマートキーの施錠ボタンを長押ししながら、解錠ボタンを二回押す。
これで節電モードになるので、リモートアタックできなくなります。
解除は何かボタンを押せばOK。 pic.twitter.com/BovxzL03hO
またこの他にも、リレーアタックでの車の盗難防止対策として、「リレーアタック対策モード」が搭載された盗難防止装置や、盗難しづらい印象を与えるハンドルロックなどがあります。
スマートキーの機能を狙った卑劣なリレーアタック。それぞれが大切にしている車を盗んでいくなんて許せません。しかし、そのような犯罪を犯す人がいるのも悲しい現実です。金属製の空き缶やアルミホイルを使ったリレーアタック対策は、今すぐできる有効な対策。スマートキーを使用されている方は、ぜひ防犯対策として取り入れてみてください。
プレビュー画像:©︎Twitter/Tiger_Aki1964