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じゃんけん心理作戦:2つの法則

ジャンケンほどシンプルなゲームはないでしょう。運動神経や知能に関係なく、子どもから大人までみんなできるゲームですが、物事を決定するのに使われることもあり真剣勝負にならざるを得ないこともしばしば。ジャンケンに勝つのは運次第だと思うかもしれませんが、そうとも言い切れないことが研究でわかってきています。

中国の浙江大学の心理学者による共同研究チームは、驚くほど単純な勝利の法則を導き出しています。ポイントは2つだけです。

研究チームは360人を対象に実施した実験から、じゃんけんの対戦者が出す手は心理学的影響を受けることを突き止めました。その傾向とは以下の2つ。

1. 1回目の対戦で勝利した人は、次の回も勝利した手を出す。

2. 1回目の対戦で負けた人は、次の回で手を変える。対戦相手が勝利した手に変える確率が高い。

つまり、勝つためには次のことが言えます。

1回目で負けた人は、2回目の対戦では自分も相手も1回目に使わなかった手を出します。1回目で勝利した人は2回目も同じ手を出す確率が高いため、1回目に両者とも出さなかった手を出せば勝てるのです。

一方、1回目で勝った人は、2回目の対戦では1回目の自分の手に勝ったであろう手を出します。

真剣勝負になればなるほど、上の2つの傾向が強くなるのだとか。さらに、1回目のじゃんけんではパーで勝つ確率が最も高いこともわかっています。つまり、最初の手としてグーを出す人が多いのです。

Motion

ジャンケンは3回勝負するようにしてくださいね。そしてもちろん対戦相手がこの2つの法則を知らないことが勝利の条件です!

じゃんけん心理作戦:2つの法則