海外面白:ドイツの細かすぎる法律

日本と同じく機械製造業が盛んなモノづくりの国、そして意外にも(?)世界一好感度の高い国、ドイツ。 勤勉で時間厳守、合理的な考え方の人が多いとされる国ですが、規則や約束事を厳密に守るのもドイツのお国柄。

こんなことまで法律にしているのか…と外国人には理解しがたい細かな法律も数多く存在するドイツ。確かに明文化されていれば、後々もめることも少なそうですが、なかでもそこまでやるかと外国人を驚かせ続けるアパートに関する法律をご紹介します。

Nachbarn

ドイツでは、Ruhezeit(ルーエツァイト)と呼ばれる時間帯が設けられており、その時間帯にはしてはいけないことが法律で定められています。ルーエツァイトは以下の時間のことです。

  • 日曜日と祝祭日は1日中
  • 平日22時から6時まで
  • 地域によっては平日13時から15時まで

「ルーエ」とは「静寂」、「ツァイト」とは「時間」、つまり静寂を優先しなければいけないルーエツァイトの間は以下のことをしてはいけない決まりになっています。

1. 洗濯

laundry

晴れた日曜日の朝、溜まった洗濯物をまとめて洗って干して…なんて思ってもドイツでは「洗濯は前日までにやっておくこと」となっています。日曜、祝祭日は洗濯機を回してはいけないことになっています。特にアパートやマンションなどの集合住宅では、日曜祝祭日に洗濯機を回していたら「うるさい!」と怒鳴られても仕方ありません。

もちろん最新の静かなタイプの洗濯機で騒音が30dBから40dB以下の物であれば使用可能なのだとか。

2. ドリル

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洗濯機を回すのが禁止なら、当然ドリルも禁止です。ルーエツァイトに関する法律によると、アパートの部屋の中、あるいは家の中に収まる音量であれば出してもOK。もちろんドリルの音はアパート中を突き抜けますので、禁止です。

大家から音に関して忠告を受けたら、イエローサイン。何度も忠告を受けているいると、なんの知らせもなしにアパートやマンションの契約を切られることがあります。

3. 掃除機

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こちらも洗濯機と同じで、30〜40dB以下の騒音のタイプであれば使用可能ですが、そうでない掃除機はルーエツァイトの間は使用禁止です。掃除も土曜日中に終わらせておくしかありません。

4. 芝刈り機

Instagram/mowingandgrowing

洗濯機、ドリル、掃除機、そして最後は芝刈り機です。とにかく日曜祝祭日は家の外に騒音が漏れてはいけないのです。だから庭が私有地であっても、公共の場に音が漏れている場合は大家や警察から警告を受ける可能性があります。騒音の度合い、常習犯かどうかなどによって、最高で5,000ユーロ(約63万円)の罰金を科せられることも。

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こうした法律を厳格に守っている人は今ではほとんどいないかもしれませんが、一応法律としてはしっかりと存在しています。そもそもドイツは日曜祝祭日は、デパートやスーパー、小売店などほとんどの商店がお休みです。これも「閉店法」という法律に基づくもの。日曜祝祭日は、洗濯も掃除もせず買い物にも行かず、ひたすらのんびりとしているのかもしれませんね。

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