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夏の運動時はシャツの裾はズボンに入れるべき?サーモグラフィで見た体温差に驚く

日差しが強さを増してきたこの季節、気をつけたいのが熱中症です。とくに熱中症の発生が圧倒的に多いのが学校での部活動、体育の授業や運動会、体育祭、球技大会など炎天下でのスポーツ時です。どんなに水分補給に気をつけていても、熱が奪う体の体力は計り知れません。

そんな中、Twitter上で#熱中症対策とハッシュタグがつけられ投稿されたある画像が反響を読んでいます。その画像がこちらです。

サッカー歴30年、サッカーに関するあれこれをブログとTwitterで発信しているサッカーいろはさん(@EverestRun)は、スポーツ時、特に部活動などでよく見られるシャツイン場合とそうでない場合の体温の差がわかるサーモグラフィの画像を投稿。画像ではシャツインをしている生徒は体の胴体部分の体温が32度〜33度まで上昇、一方シャツを出している生徒の体温は29度から30度前後、胸元では28度まで抑えられています。

Twitter@EverestRun

サッカーいろはさんは、ブログで昔からのしきたりである「シャツの裾はズボンにイン」は熱中症の原因になり得るとして、その習慣をやめた方が良いのではとコメントしています。

この画像は2018年に群馬県の中学校で理科を教える一人の先生が、夏時期のスポーツ時にシャツを入れた場合とそうでない場合の体温上昇の違いをサーモグラフィを使って比較した結果によるもの。その先生も、当時この結果に「熱中症対策として検討してほしい」と呼びかけをしていたそう。

シャツを入れた場合とそうでない場合、最大で4度も温度差が生じたこの結果に、ツイッター上でもさまざまな意見が。

確かに、ユニフォームのシャツの裾をズボンに入れることは複数の人数がボールに集まるサッカーなどの試合中の場合は、怪我防止にもつながります。しかし、この暑さの中で優先するのは少しでも熱中症のリスクを下げることなのではという意見が多数ありました。

そしてコメントにもあったように、このシャツインするかしないかで体温が変わってくるということは、日常生活にも応用できそうです。日頃から運動不足にならないようにと、エクササイズを積極的にしている方が多くいます。そんな中、真夏のスポーツ時の体温調整もこの方法が使えるのではないでしょうか。コロナ禍の猛暑、熱中症から体を守るための一つの選択肢として多くの学校や部活動で柔軟な対応がされることを願います。

プレビュー画像:©︎Twitter/EverestRun

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