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家事

頑固で厄介なサビを家庭で落とす方法

鉄や鋼でできた素材に水や空気が付着すると、時間の経過とともにサビが発生します。サビは頑固なので簡単には落とせない、と諦めていませんか?ここでは、そんなサビを家庭できれいに落とす方法をご紹介します。

Rusty clippers

衣類についたサビ汚れを落とす

道具や自転車、物干し竿などのサビが衣類に移ってシミになることがあります。衣類にサビのシミがついてしまった場合、シミが定着しないように素早く対処しなければなりません。

衣類のサビにはレモンが効果的。サビのついた部分にレモン汁をたらして、乾かないように数分から一晩放置してから洗濯機に入れてください。スーパーで売っている濃縮レモン果汁に水を加えたものを使ってもかまいません。

デリケートな生地の場合は、バターミルクを使って錆びのシミを落とすことができます。バターミルクに浸けて放置した後、ブラシでサビを落とし、洗濯機で洗います。

金属製品のサビ落とし

錆びた金属をご家庭でクリーニングするには、いくつかの方法があります。

1. 酢と油の混合物

ガーデン用家具、ガーデンツール、工具、自転車などには酢と油の混合物が効果的です。酢酸がサビを除去し、オイルが汚れをほぐしてくれます。

酢と油を1:1の割合で混ぜ、ブラシなどを使ってサビの部分に塗ります。汚れの程度にもよりますが、数時間は放置したほうがいいでしょう。その後、布で拭きとります。特に頑固な汚れは、歯ブラシやワイヤーブラシを使って取り除きましょう。

特に頑固なサビは、酢に直接つけておくのが効果的。普通のお酢か、ビネガーエッセンスを水で薄めたものに数時間から一晩、サビた物を浸します。大きくて浸すことができない場合は、酢を染み込ませた布をサビの部分に当てて、数時間放置し、その後、残ったサビをいらない雑巾やブラシでこすり落とします。

2. ベーキングパウダーと重曹の混合物

ベーキングパウダーと重曹を1:1の割合で混ぜ、少量の水を加えて濃いペースト状にします。そのペーストをスポンジや歯ブラシでサビに塗り、数時間放置します。その後、いらない雑巾やブラシでサビをこすり取ります。

酢と油の混合液に比べると、この方法の方が穏やかな洗浄方法です。傷つきやすい素材や、繊維製品の汚れを落とすのに適しています。

3. クエン酸に浸す

フライパン、ポテトピーラー、ガーリックプレス、ハサミ、トング、ネジなど、錆びてしまったキッチン用品や道具に適した方法です。小さじ1杯のクエン酸と1リットルの水を混ぜ、その中にサビた道具を入れます。軽いサビなら2時間程度で完全に取れます。頑固なサビがついている場合は、一晩クエン酸の中に放置しましょう。きれいな水で洗って、ブラシで最後の残留物を取り除きます。

4. コーラ

スポンジや布をコーラで湿らせて、サビの部分をこすります。コーラにはリン酸が含まれているので、サビを落としやすくなります。頑固なサビは一晩コーラに浸しておくといいでしょう。

注)コーラは素材によってはダメージを与える可能性があります。まずは目立たない部分につけてみて問題がないことをご確認ください。

新たなサビの発生を防ぐ

サビを除去した後は、まずすべての道具を十分に乾燥させます。乾かす時は、台所などの作業面が汚れないように古い雑巾やキッチンペーパーを敷いた天板の上で乾かしてください。

新しいサビが発生するのを防ぐために、洗浄済みの道具に食用油を塗りこみます。そのまま一晩置いておくと油がしっかり染み込みます。せっかくサビを落としたのに、乾燥させただけで油を塗らないと、すぐに新たなサビが発生してしまう危険があります。これではせっかくの時間と労力がもったいないですよね。

翌日、キッチンペーパーで余分な油分を拭き取って完了です。ご家庭にあるアイテムで簡単にできる方法ばかりなので、ぜひお試しください!

出典: utopiafrag-mutti

プレビュー画像: ©Flickr/snowmentality ©Instagram/dutchmagnetfishing