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「泣ける映画」を観て泣く人は心の知能指数EQが高い人が多い

日本には、会社など公の場では怒りや悲しみといった感情をできるだけ抑えて、周囲の人との和を保とうとする文化が存在します。しかし、これは個人の行動や言動を制限することに繋がり、特に人前で涙を見せる行為は弱さの表れと判断されることから、恥ずかしいことだと思っている人も少なくなりません。

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でも友達と観に行った映画の終盤、主人公たちが再開を果たす感動のシーンがスクリーンに映し出され、壮大なオーケストラの演奏と共に感情が昂り号泣してしまった…。そんな経験はありませんか?このような「大人になっても映画を観ると泣いてしまう人」は、きっとあなたの身の回りにもいるはずですが、それは決して弱さの表れではありません!実は映画を観て泣く人は、心が強いという意見が存在するのです。

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人が泣くのは喜びや悲しみ、痛みなどに無意識のうちに体が反応するためです。「映画を観て泣く人」というのは、共感力が他人に比べて強い人が多く、人付き合いが上手で、他人の気持ちを察する能力に長けている傾向があることが分かっています。

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共感力は、偉大な業績を挙げた人物や指導者においてその高さが認められる「こころの知能指数(EQ)」に欠かせない要素です。心の知能指数が高い人は、強い精神力の持ち主で、人と上手く付き合う方法を心得ているため、社交的な人が多いともいわれています。

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有名なアメリカ人映画評論家ロジャー・イーバートが「私たちは時空の箱の中で暮らしている。映画はその壁にある窓で、そこから他人の心に入りこむことができる。」と述べているように、映画館で泣いてしまう人は、他人の心の窓に入り込むことで相手の立場に立って物を考えられる、心が強い人なのかもしれません。

いかがでしたか?これで思う存分、映画館で号泣することができますね!もちろん上映中に大声で泣き喚く行為は他のお客さんの迷惑になりますので、くれぐれもご注意下さい。