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Lifehacks

こんな6つの方法で詐欺師は他人のお金を抜き出している

断捨離、引越し、年末大掃除・・・部屋を片付けていると、いつのまにこんなに溜まったの?と思うほどたくさんの不用品がでてきますよね。まだまだ使えるもの、捨てるには惜しいものは、売ってお金に変えたいところ。今は、インターネット上で個人同士がモノを売り買いできるフリーマーケットやオークションサイトがたくさんあります。こうしたサイトでは欲しかったものが格安で手にはいるのも嬉しいですね。利用している人も多いでしょう。

しかし、こうしたフリマやオークションのサイトでは詐欺被害も少なくありません。もちろん、サービスを提供している企業は不正行為を防ぐためにさまざまな対策を講じているのですが、それでも詐欺の手口は年々巧妙になっており、詐欺はなかなかなくならないようです。

「まさか自分が詐欺にあうなんて・・・」そんなことにならないように、前もってこの記事でよくある手口を把握しておきましょう。

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1. PayPalの個人間送金

被害者:買い手

利用者の多いPayPalシステムのルールを悪用した手口で、最近、被害が増えているようです。詐欺師は買い手にPayPalの支払い方法「個人間送金」を選択するように勧めます。送金手数料がかからない方法だからお得だと言ってくるかもしれません。

でも、ちょっと待って。個人間送金には「買い手保護制度」が適用されません。つまり、商品が届かなかったり、希望の形で届かなかったりしても、返金はできないのです。

対策:Palypal決済をするときは「個人間の支払い」を選択せず、「商品またはサービス」を選択する。

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2. 三角詐欺

被害者:売り手

三角詐欺は、中古のスマートフォン、カメラ、ファッションアイテムなど、インターネットで大きな需要のある商品で特に蔓延しています。

詐欺師は、あなたが出品している製品を買いたいと連絡してきます。同時に、あなたの製品写真を使って、同じ製品を同じ価格で架空出品します。PayPalの支払い先や銀行振込先のデータはあなたが送ったものを引き継ぎます。この架空の出品に対し、別の買い手が購入手続きをし、あなたの口座にお金を振り込みます。売り手であるあなたは知らずに商品を間違った住所、つまり詐欺師に送ってしまいます。代金を支払った買い手には商品が届かず、遅かれ早かれ、あなたは売上金を回収されることになるのです。

対策:出荷先住所が購入者の住所と一致しているかどうかを必ず確認する。

3. 引き取り詐欺

被害者:売り手

お金を見てから、直接商品を手渡せば安心だと思いますよね。そこに詐欺師はつけこみます。詐欺師はまずPayPal経由で商品代金を送金します。そして、自分自身が商品を取りに行くことができなくなったので、友人が取りに行くと連絡してきます。あなたが友人に商品を手渡した後、詐欺師は商品を受け取っていないと主張します。商品を配達した記録はないため、詐欺師はPaypalから返金を受けとることができるのです。

対策:買い手が商品を引き取りにくる場合は、領収書を受け取るか、現金払いのみを受け付ける。

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4. 輸送費の過請求

被害者:買い手

詐欺師は、何の疑いも持たずに購入した買い手に追加費用を負担させることがあります。たとえば、家具を購入した場合、事前に告知していない高額の輸送費を突然要求してくるのです。詐欺師はすぐにお金を振り込まなければ、レビューに書く、通報するなどと言って脅してきます。

対策:購入契約を締結したときに合意した金額のみを支払う。

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5. 偽造チケット

被害者:買い手

ネット上のフリーマーケットは、未使用のコンサートチケットや電車の切符の売買ができて、とても便利。でも気をつけて!チケットを偽造する人がいます。たとえあなたが知らなかったとしても、偽のチケットを持っていれば、警察に通報されることがあります。そして、原則として、チケット所有者が自分が偽造していないことを証明する必要があるのです。

対策:オンラインで購入したものは、すべて記録しておく。また、購入前に、他のオークションサイトも含めて、売り手がチケットを数多く売りさばいていないかを確認する。

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6. 偽の商品の返品

被害者:売り手

詐欺師が商品を購入し、その後、送られてきた商品に欠陥があるとクレームをつけます。そして、返品するので返金してほしいと申し出ます。しかし、詐欺師は配達された商品の代わりに、似た製品で欠陥のある偽物を返品します。売り手はその偽物が出品した商品ではないことを証明することができず、仕方なく詐欺師に返金することになるのです。

対策:出荷前に、製品の製造番号や加工の特徴などをカメラで撮影しておく。

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インターネット上のフリマやオークションサイトには、驚くほど格安の製品がたくさん並んでいて、見ているだけでワクワクしますよね。また、がらくたや不用品を処分するのにもとても便利です。

売買を楽しむためにも、この記事に書かれた対策をきちんと実行して、ルールに則って、安心、安全な取引をこころがけましょう。

それでも、もし詐欺の被害に遭ってしまったら、すぐに警察に通報すべきです。残念ながら、お金や商品が戻ってくることはあまり期待できませんが、詐欺の被害が広がるのを防ぐことにつながります。

プレビュー画像:©︎flickr/Aranetti