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切り口が赤い|それは里芋が健康な証拠だった
その独特のヌメヌメにかなりの栄養があり、他の芋類と比べても低カロリーでダイエットにも向いていると言われる里芋。
でもこんな里芋見たことありませんか?赤くなっていたら捨てていませんか?
写真のような里芋を見て、痛んでいるのかもしれない、カビかもしれないと思う人が多いようです。しかし実はこれ、全くの誤解だったのです。その誤解を見事に解いたのは、岐阜県中津川市で農業を営む傍ら写真家として活動する小池菜摘|いのちと、写真さん(@natsumikoike)のTwitterへのある投稿でした。
切り口が赤くなった里芋が食べられないor傷んでるなんて誰か言ったの?!?!
なんか売れないなぁとおもったら委託先のパートのおばちゃんに「カビでしょ?全部捨てるわよ」って言われて衝撃?
赤くなってるのは酸素に触れたから抵抗するために抗酸化物質アントシアニン出してるのよ!健康な里芋よ! pic.twitter.com/sDxXCfUZxL— 小池菜摘|いのちと、写真 (@natsumikoike) February 1, 2020
「赤くなってるのは酸素に触れたから抵抗するために抗酸化物質アントシアニン出してるのよ!健康な里芋よ!」と小池さん。
そう、この赤い部分は里芋に含まれる栄養素、ポリフェノールの一種である抗酸化物質のアントシアニンが空気に触れて酸化したものだったのです。小池さんによるとこのような切り口が赤いのは里芋が健康な証拠とのこと。よってそのまま食べても問題はなく、また白くしたいのであれば、米のとぎ汁で煮るといいそうです。
そのままたべてももちろん無害、白くしたければ米のとぎ汁で煮たら白くなるよ!
— 小池菜摘|いのちと、写真 (@natsumikoike) February 1, 2020
なんてこった!生きてるだけでゴミ扱いされた里芋が過去どれだけ居たんだろう😵いたたまれない😵
このような里芋への誤解から、小池さんの元には委託先から「傷んだ」として切り口の赤くなった里芋が大量に返品されてきてしまうとのこと。
また里芋を鮮度を保ちながら保管するには、購入後袋から出して新聞紙で包むか、ダンボールにいれてキッチンの日陰のとこに置くのがいいそう。
里芋はプラ袋が苦手です。芋は寒いのが苦手で、呼吸していて、紫外線に反応して芽を出します。
— 小池菜摘|いのちと、写真 (@natsumikoike) February 4, 2020
すぐに使わないときは袋から出して新聞紙で包むか、ダンボールにいれてキッチンの日陰のとこに置いてあげてください。
袋のまま冷蔵庫ダメ、絶対。
里芋の意外だった事実。このような野菜への正しい知識を持つことが、食材の廃棄を少しでも減らすことに繋がるといいですね。
プレビュー画像:©︎Twitter/natsumikoike