キッチン
汚れ?シミ?サツマイモについてる黒い汚れの正体と作用
秋の気配を感じるようになったこの頃。気候だけでなく、スーパーに並ぶ秋の味覚たちからも季節の移り変わりを感じることができますよね。
秋刀魚は、北太平洋で水揚される秋の鮮魚です。旬のサンマは脂ののりが良く、塩焼で食すのが秋の味覚の代表格。秋刀魚は餌を食べてから排出するまでの時間が短いために、内臓にえぐみがなく、塩焼時に「はらわた」も美味しく食べられるのが特徴です。 pic.twitter.com/F2GPQfAsvr
— 西成区のスーパー越前屋【公式】 (@echizenya2333) September 7, 2022
秋と言えば、実りの秋であり、食欲の秋。キノコ類や秋刀魚などもありますが、秋から冬にかけての定番といえば、「サツマイモ」でもあります。
ホクホクで優しい甘味が魅力のサツマイモは、おかずにもおやつにも使えるだけでなく、食物繊維が豊富なことから、ダイエットにも嬉しいヘルシーな食材です。
そこで今回はこれから旬を迎えるサツマイモのお役立ち豆知識をご紹介します。
みなさん、サツマイモを買うときに黒い汚れやシミみたいなものが気になったことがありませんか?
買い物をするとき、ついついキズや汚れのないものを選びがちですが、実はこの黒いものは、さつまいもの特有の栄養素「ヤラピン」というもの。
【お願い】
— 青髪のテツ|野菜のプロ (@tetsublogorg) September 4, 2022
さつまいもは黒い汚れが…
ついてるものを選んでください!!
ついてるものを選んでください!!
ついてるものを選んでください!!
黒い汚れの正体はヤラピンと呼ばれる蜜のようなもの。
ヤラピンが多い芋は整腸作用があり甘味が強いんです!
他の人にも教えてあげてね! pic.twitter.com/ALlVbyAbAD
青髪のテツ|野菜のプロさん(@tetsublogorg)によると、このヤラピンのついたサツマイモを見つけたら、「買い」なのだそうです。
ヤラピンがもつ作用
サツマイモ特有と言われ、黒いシミの正体であるヤラピンですが、元々は白い乳液状のもの。さつまいもを切った時に断面に白い液体が染みでてきますが、これがヤラピン。黒い色は変色硬化によるものだそうです。
さつまいもの収獲時、傷口から出てくる白い汁はヤラピン。乾いて固まると黒いかさぶた状になる。
— おおとみ (@ootomifarm_fuji) October 20, 2021
で、この黒いかさぶたがあるさつまいもは甘いよ。って言われてるけど、収獲したさつまいもに傷がつくと ほぼヤラピンでるんですよね。
仮説→黒いかさぶた がなくても甘い芋は甘い。 pic.twitter.com/aIgl9ZbAxE
サツマイモは食物繊維が豊富で便秘解消やダイエット向きという特徴がありますが、実はヤラピンもこれらに一役買ってくれている成分なのです。ヤラピンは腸のぜん動運動を促進し、便をやわらかくしてくれる作用があります。また熱にも強いことから、加熱しても変質することはありません。その特性から、ヤラピンはなんと16世紀ごろのヨーロッパでは、生薬の下剤として使われていたというエピソードもあるほど。
さつまいもを食べると「ヤラピンや食物繊維が腸内環境を整え便秘を解消」「りんごの約5倍のビタミンCが美肌を作り老化を防ぐ」「糖質の吸収を穏やかにして太りにくくなる」胃腸を丈夫にして身体が元気に。定期的に食べていきたい。すごい食材です。 pic.twitter.com/1b6WTrNAaH
— 岩崎ファーム (@iwasakifarm) January 16, 2022
そのため、サツマイモによる便秘解消やダイエット効果は食物繊維とヤラピンの2つが作用したものだったのです。
ヤラピンを無駄なく摂取するには
便秘解消に効果のあるヤラピンですが、効果的に摂取するには「皮ごと」食べるのがおすすめです。
大切なので3度言いますが『さつまいも』の
— 岩崎ファーム (@iwasakifarm) February 19, 2022
皮は捨てずに食べてくだい!
皮は捨てずに食べてくだい!
皮は捨てずに食べてくだい!
・果肉部に比べてカルシウムが5倍
・豊富な食物繊維が便秘を解消
・強力な抗酸化作用が老化を防止
栄養がぎゅっと詰まってるので、捨てずに食べていただけると幸いです pic.twitter.com/BwT27JqwI9
皮付近には、ヤラピンだけでなく食物繊維も豊富に含まれています。さらに、嬉しいことに、皮付近にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も多く含まれています。クロロゲン酸は、体に脂肪をつきにくくしてくれたり、血糖値の抑制や体の抗酸化に効果が期待できる成分です。また、赤紫色の皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニンも含まれています。健康面から見たら、サツマイモは皮ごと食べるのが断然良さそうですね。
本日の焼き芋🍠
— もなか🍠 (@3373w) September 3, 2022
五郎島金時です🍠🍠🍠
ほくほく美味しくて皮ごと食べちゃいました!😋✨
今日もお芋を食べて元気よくいきます!#焼き芋#さつまいも pic.twitter.com/YBZemipolj
サツマイモは、ヤラピンや食物繊維の他にも、エネルギー源となってくれる糖質や、免疫力や老化防止に役立つビタミンCやEが豊富な食材です。これからの季節、ヤラピンの黒いシミがついたさつまいもを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
以下の記事では、サツマイモのおいしい食べ方や、効果的なダイエット方法について紹介しています。
プレビュー画像:©︎Twitter/tetsublogorg
出典:©︎Twitter@tetsublogorg, おいも美腸研究所, マイナビニュース