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静電気で服が体にまとわりつく|そんな時に使えるのはハンドクリーム
乾燥が気になる季節がやってくると、お肌のカサカサ意外にも気になるが静電気。冬は特にフリースやアクリル製のセーターなどの衣類も手伝って、ドアノブに触れた時など、「バチッ」という音とともに、一瞬指先にピリッと痛みが入ります。
また静電気の厄介なのところは、スカートやワイドパンツなどの衣類を着用時に、足にまとわりつくこと。お気に入りのロングスカートやワンピースを着たものの、歩き始めたらぴったり足にくっついてしまった経験があると言う方もいらっしゃるのは。せっかくお気に入りなのに、静電気のせいで着れない…なんていうのは残念なもの。
池袋で乗り換えなのに寝過ごした?
そして、静電気でパンツがまとわりつく pic.twitter.com/s59mDM5Byq
— kayo??(?) (@mwamTT50) November 1, 2018
でもこの厄介な静電気、実はある身近なもので対策することができます。
身近なものでできる静電気対策
肌にまとわりつく衣類の静電気対策に使えるのは、「ハンドクリーム」。
スカートやワイドパンツがまとわりつく時に、ハンドクリームを足に直接塗る、またはタイツやストッキングを履いていれば、その上から塗り込むことで静電気が溜まるのを防ぐことができます。
ニットスカートとタイツが静電気でくっつくのが悩みだったんだけど、ニベアをタイツに塗り込んだら全くくっつかなくなって感動…!!
湿度を与えると静電気が発生しにくくなるそうな?ニベアじゃなくてもハンドクリームとかボディクリームでいいと思う?? pic.twitter.com/Cf9tazWk42— まそ (@y_ome_) December 14, 2019
でもハンドクリームやボディクリームが静電気対策になるのはなぜでしょう。
静電気が発生するしくみ
人間の体を含め、どんな物質もすべてプラスとマイナスの電気を帯びており、通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態になっています。しかし、摩擦などが原因でプラスとマイナスのバランスが崩れることがあります。この状態でたまった電気が「静電気」と呼ばれています。
布団乾燥機中
久々に静電気バチバチのまる見たww pic.twitter.com/RTdoQIckcH— すーまる (@suupanpanpapan) November 3, 2021
洋服などの摩擦で体に溜まった静電気は、通常は知らず知らずのうちに少しずつ放電されていると言われています。また、水は電気を通しやすいことから、空気中の水分量が多く湿度の高い夏は静電気が自然と放電されます。しかし、空気が乾燥しやすい秋冬は静電気が放電されにくい状態にあるので、体に溜まり物に触れた際に一気にばちばちと静電気が放電し、痛みを感じることが多いのです。
静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなります。そのため、ハンドクリームやボディクリームで肌を保湿することは、静電気が溜まることを防ぐことにも繋がっていきます。
静電気を溜めやすいのは乾燥肌の人
静電気をためやすいのは、特に肌の水分量が少ない乾燥肌の人と言われています。水が電気を通しやすいと説明したように、水分が蓄えられた肌の場合は、静電気は肌の水分を通して少しずつ放電されるため、静電気で痛みを感じることはあまりありません。しかし乾燥肌の場合、水分量が少ないため静電気が放電されにくく、体にたまりやすくなるのです。
こないだ買った靴をおろした。
静電気でスカートがまとわりつく、そんな季節。 pic.twitter.com/Oi5cXvKDHE— みつき (@nanami117311) November 13, 2019
また、肌が乾燥するとかゆみを伝える神経が皮膚の表面に近いところまで伸びてくるため、かゆみを感じやすいですが、静電気が起きるとさらにかゆみが増す原因にもなるそうです。そのため、乾燥肌の方は日頃から保湿をすることで静電気対策につなげることができます。
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おはようございます?
「#静電気の日」
静電気をためやすいのは、肌の水分量が少ない乾燥肌の人?乾燥肌に静電気が起きるとかゆみが増す原因にもなるんだって?加湿や保湿心掛けましょう?#StaticElectricityDay▶️https://t.co/oUh8XjSbcr今日も素敵な1日になりますように? pic.twitter.com/RJ5aUPpYWY
— AIRFIT (@AIRFIT_CC) January 8, 2021
身につける衣類の素材を工夫して静電気対策
保湿の他にも、身につける衣類を工夫することで静電気を溜めないようにすることができます。
今日絶対服の組み合わせ間違えたー!!
写真のスカートの下に厚手のタイツ履いてるんだけど、静電気がヤバイwww pic.twitter.com/bHHqvEbLPH— 優妃 優花?子猫里親募集? (@yuuki_3232) January 18, 2017
素材には、摩擦によってそれぞれマイナスかプラスの電気を帯びやすい性質があると言われています。プラスの電気を帯びやすいのはナイロン、ウール、レーヨン、マイナスはアクリル、ポリエステル、アセテートと言われています。これらプラスとマイナスの素材を一緒に身につけると静電気が溜まりやすくなります。綿、麻、シルクは、吸湿性が高く水分を含みやすいため、静電気が自然と放電されやすくなります。
皆さま、おはようございます。
異なる素材の衣類がこすれると、プラスとマイナスの電気をそれぞれ帯びることがあるの。帯電している衣類から静電気が放電されたときバチッとなるのね。 pic.twitter.com/nB7nmMnwww— 東京新聞ノコト (@choukanne) February 18, 2019
冬はナイロンのタイツに、スカートやパンツのポリエステルの裏地など、プラスとマイナスの電気が溜まりやすい素材を一緒に身につけることが多く、どうしても静電気が発生しやすくなってしまいます。そのため、着る服の組み合わせを工夫すれば静電気を抑えることができます。例えば、ナイロンやウールのタイツは、プラスに帯電しやすい性質なので、マイナスに帯電しやすいポリエステルの裏地つきのボトムスを履くと静電気が溜まりやすくなります。そのため、デニムなどの綿のスカートやボトムスを履くと静電気対策ができます。
もちろん、素材同士の組み合わせがうまくいかないと言うときは、先に紹介したようにハンドクリームやボディクリームを使って静電気を溜まりにくくするようにします。
静電気の季節…スプレーも無くて詰んだ時はハンドクリーム馴染ませた手でまとわりついてる辺りのストッキング擦るといいよと教わった〜?
いつも大豆一粒位を手にすりすりしてから太もも擦ってます? pic.twitter.com/Awpa8RFIlH— みこᥫᩣ ??ᗯ✨?✨ (@koko_saezuru) November 7, 2021
静電気防止スプレーがあると便利かもしれませんが、身近なハンドクリームやボディクリームなどを使って日頃から体を保湿をすることで、静電気を溜まりにくくすることができます。ハンドクリームなどはいつも使うものなので、肌に合ったものを使えるのも、嬉しいポイントですね。これから乾燥の季節、手や肌のカサカサ対策だけでなく静電気対策になるので、ハンドクリームはバッグに一つ入れておくと便利そうです。
プレビュー画像:©︎Twitter/mwamTT50